賃貸 VS. 購入はどちらが合理的?――1年間の支出で比べてみる1-4.住まいの選択、完全理解!(1/3 ページ)

» 2009年01月05日 13時33分 公開
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「住まいの選択、完全理解!」とは?

人の暮らしに欠かせない「衣食住」の中の1つ、「住まい」。人のライフスタイルが様々になったように、住居形態や住み方にもたくさんの選択肢が増えました。でも、あなたは自分に本当に合う住居スタイルをすぐにイメージできますか?  本連載では、住まい選びをする際のお手伝いとなるポイントをまとめていきます。

※本記事はHOME'S CLUBが執筆しています。本記事のテーマに関連するさまざまな調査結果や、住まいにまつわる一般の声についてはHOME'S CLUBの「住まいの選択、完全理解!」で読むことができます。


 賃貸と購入、ここでは東京23区内のファミリータイプの分譲マンションを、借りる場合と中古で購入する場合で比べてみましょう。

 まずは賃貸ですが、一口に賃貸といってもさまざまなタイプがあります。賃貸専用のマンションやアパートは、収益率を上げるためにできるだけ多くの部屋を作ろうとするので、専有面積は50〜60平方メートルとやや狭くなりがちです。70平方メートル以上の部屋の大半は、分譲マンションを個人オーナーが賃貸物件にしたものでしょう。数も少なめなので、家賃相場がなかなか下がりにくい面があります。

 そのため、こういった賃貸物件を選ぶと、購入する場合に比べて支出が大きくなってしまいます。また場合によっては、修繕積立金や共益費の負担を求められるケースもあります。ただ、いずれにしても賃貸は「月々の一定額」の支出を考えればよさそうです。後は、物件によって異なりますが、入居時の敷金や礼金、数年に一度の更新料などを忘れないでおきましょう。

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