どれくらい信用している? A型、O型……「血液型本」

» 2009年01月08日 14時04分 公開
[Business Media 誠]

 2008年は『B型自分の説明書』(文芸社)のヒットに端を発し、類似した本が続々と発売されるなど、「血液型本」がブームとなった。この血液型に関する本や記事を見たり読んだりした人は、どのくらいいるのだろうか。「(よく+ときおり)見たり、読んだりする」(49.8%)と「(まったく+あまり)見たり、読んだりしない」(50.2%)はほぼ同じであることが、ヤフーバリューインサイトの調査で分かった。

 血液型本などの内容をどの程度信用しているか、と聞いたところ「よく見たり、読んだりする」という人は「非常に信用している」が31.7%、「どちらかというと信用している」(65.0%)を合わせると96.7%。また「ときおり見たり、読んだり」する人でも、「(非常に+どちらかというと)信用している」は77.5%に達した。一方「あまり見たり、読んだりしない」人で「(非常に+どちらかというと)信用している」は38.9%、「まったく見たり、読んだりしない」という人で「どちらかというと信用する」と答えたのは15.5%だった。

 インターネットによる調査で、20歳〜59歳の男女800人(血液型ごとに200人ずつ)回答した。調査期間は12月2日から12月3日まで。

血液型本などに書いてある内容をどの程度信用していますか? (出典:ヤフーバリューインサイト)

血液型本に関心が高い人ほど、「自分の血液型への誇り」が高い

 血液型本などを読むことによって、どのようなことを感じているのだろうか。全体では「自分の性格が適切に表現されており、共感・納得する」が66.2%でトップ、次いで「自分の性格を客観的に把握できたり、新たな発見がある」(58.7%)、「自分にとって血液型は個性やパーソナリティを表現する手段や方法の1つだと思う」(50.2%)という結果に。血液型本に関心が高い人ほど、「仕事に役立つ」や「自分の血液型が持つ性質は素晴らしい」「自分の血液型でよかった」と考えている人が多いようだ。

血液型本などを読んで、どのように感じることが多いですか? (出典:ヤフーバリューインサイト)

 また血液型別で見ると、A型の人は「自己肯定よりも、ほかの血液型をうらやましがる傾向」があり、O型の人は「自分の血液型に対して最も前向き」、B型の人は「『否定されている』と感じる人が多い」、AB型の人は「『貴重な存在』という自己肯定が強い」と、ヤフーバリューインサイトでは分析している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.