注文住宅 VS. 建売住宅はどちらが合理的?――1年間の支出で比べてみる3-4.住まいの選択、完全理解!(1/3 ページ)

» 2009年01月14日 11時10分 公開
[HOME'S]
HOME'S

「住まいの選択、完全理解!」とは?

人の暮らしに欠かせない「衣食住」の中の1つ、「住まい」。人のライフスタイルが様々になったように、住居形態や住み方にもたくさんの選択肢が増えました。でも、あなたは自分に本当に合う住居スタイルをすぐにイメージできますか?  本連載では、住まい選びをする際のお手伝いとなるポイントをまとめていきます。

※本記事はHOME'S CLUBが執筆しています。本記事のテーマに関連するさまざまな調査結果や、住まいにまつわる一般の声についてはHOME'S CLUBの「住まいの選択、完全理解!」で読むことができます。


 建物にとことんこだわる注文住宅の場合は、どうしても建築費が高くなりがちです。その結果、建物の固定資産税評価額が高くなる傾向があります。およその目安ですが、建築費2600万円の木造2階建て新築物件と想定して計算してみると、建築家の設計料10%を引いた額の70%、1638万円が固定資産税評価額となります。

 新築の場合は3年間(3階建て以上の耐火・準耐火構造は5年間)、評価額が1/2に軽減される特例があるので、この場合は11万4660円が建物部分の固定資産税額になります。もちろん逆に、ローコスト住宅を追求して建築費を建売住宅より下げることもできます。

 また、注文住宅では土地の入手の仕方がいくつか考えられます。土地と建築契約をほぼ同時に結ぶ建築条件付き土地購入の場合、税金の軽減措置は建売住宅とほぼ同じです。大きく異なるのは、住宅の建っていない土地を相続して住宅を建築するケースと、土地を購入してからしばらくして建築するケースです。こうした場合、土地についてはそのままでは固定資産税の軽減措置を受けられず、申請する必要があります。忘れずに手続きをしましょう。

       1|2|3 次のページへ

(C) NEXT Co.,Ltd. All Rights Reserved.