プリウスの独占市場を切り崩せるのか? 189万円の新型インサイト(2/2 ページ)

» 2009年02月05日 18時20分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]
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ハイブリッド市場にどこまで食い込めるのか?

 日本自動車販売協会連合会が発表した2008年の新車販売台数(軽自動車除く)は、321万2342台で前年比マイナス6.5%。金融危機などの影響を受け、秋頃から販売台数が急減に落ち込み11月と12月は2カ月連続で前年同期比で20%以上下回った。また2009年1月の新車販売台数も、同マイナス27.9%と深刻な“自動車不況”に陥っている。

 新車販売の落ち込みが激しい中、ハイブリッド車は成長性のある商品でもある。トヨタのプリウスは2008年に7万3110台を販売し、前年比20%ほど伸ばしている。また国内の年間販売ランキングでも第5位と、初のベストテン入りを果たした(関連記事)。一方のホンダはシビックハイブリッドの販売台数が同5124台と、プリウスに大きく水を開けられている。


 5月に全面改良するプリウスに対し、インサイトはどこまで販売台数を伸ばすことができるだろうか。副社長の近藤広一氏は「ハイブリッド車は高いから買えない、といった消費者も多いのではないでしょうか?」と、インサイトは価格面でプリウスの独占市場を切り崩す作戦のようだ。さらに「まだ販売前にも関わらず、予約台数も順調に伸びています」と、販売台数の拡大に自信をのぞかせていた。

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