− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 8727.30円 | △15.97円 |
売買高 | 25億9451万株 | − |
日経平均先物 | 8750円 | ▼20円 |
売買代金 | 1兆5408億円 | − |
TOPIX | 829.96 | ▼0.76 |
値上がり銘柄 | 494銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 321.84 | ▼ 0.84 |
値下がり銘柄 | 1103銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1033.11円 | ▼0.99円 |
変わらず | 105銘柄 | − |
騰落レシオ | 110.09% | ▼6.70% |
米国株高を受けて買い先行で始まるも金融不安は払拭されず上値の重い展開が続く
米国市場が大幅反発となったことから日本市場も買い先行となりました。ただ、海外市場で進んだ円安も日本市場になると円高方向に振れ、相変わらず外国人売買動向(市場筋推計、外資系11社ベース)が売り越しと伝えられたことなどもあり、寄り付きの買いが一巡した後は上値の重い展開となりました。銀行株などを中心に疑心暗鬼な相場では上値の重さを確認するとすぐに嫌気する売りにつながり、じりじりと上げ幅を縮小、最後は前日の終値を下回って前場の取引を終了しました。
後場に入ると目先筋の買戻しなどもあり底堅い展開から堅調となりましたが、物色対象は広がらず、上値の重さは相変わらずと言う感じで目先筋の見切り売りもかさみ前場同様に尻すぼみとなってしまいました。業績の上方修正を発表した銘柄などは堅調なものもあるのですが、市場全体とすれば決算動向を見極めるまでは動けないという感じで買い気の乏しい展開が続き、結局前日の終値と変わらない水準での引け、方向感のない展開となりました。
小型銘柄も軟調なものが目立ちました。業績動向に一喜一憂するというよりは先行きへの不安から最後まで買い切れないという感じで売り急ぐ動きもあり、東証マザーズ指数は軟調、二部株指数、日経ジャスダック平均は小幅安となりました。先物も目先筋の小口の売り買いが中心となっているようで大きく指数を動かすようなこともありませんでした、寄り付き直後から上値ではヘッジと見られる売りもあり、指数の上値を押さえる要因となっていました。
相変わらずディフェンシブ銘柄などには買いが入らず指数の上値を押さえる要因となっています。景気の先行きに対して不安が募るときこそ、ディフェンシブ銘柄などが物色されてもいいのですが、どうしても目先の値動きの良い銘柄ばかりを物色する展開となっているようです。それだけ市場参加者が少ないということなのでしょうが、決算発表が一段落するまでは上値の重い展開が続くのかもしれません。
転換線に上値を押さえられて調整となっています。RSIやストキャスティックスもまだ下げ足りないのでまだ調整が続くものと思われますが基準線が上昇しており、一方で底堅さも見られるものと思います。基準線までの調整はあるのかもしれませんが、日柄的には遅行線が日々線に絡むところでは動きが出て来るものと思います。
転換線に絡みながらの動きです。遅行線も雲を意識して底堅い展開となっており、まだRSIやストキャスティックスが下げ足りないので反発とまではいかないのかもしれませんが、底堅い動きは続くものと思います。基準線も上昇が続いており、上値は重いものの強含みの動きということなのでしょう。
引き続き遅行線が日々線に、日々線は基準線にサポートされた格好です。ストキャスティックスは底値圏になって来ましたがRSIはまだ下げ足りず、もう少し調整が続くものと思います。ただ、今週末や来週初めには基準線も上昇に転じるものと思われ、強含みの展開となって来るのではないかと思います。
本格的な決算発表を前に個別材料への反応が中心
昨日の引け後に2009年3月期決算で営業利益が従来予想を上回ったと発表、好感する買いで大幅高となりました。自動車関連銘柄は厳しい業績と見られていただけに大きな反応となったものと思われます。
ブランドの知名度が若年層を中心に上昇したことやPB(プライベートブランド=自主企画商品)などの商品拡充で業績が上向く可能性が高いとして外資系証券が投資判断と目標株価を引き上げたことから買いを集め、大幅高となりました。
政府が資本支援を検討と新聞で報道され、財務強化につながることを好感して目先筋を交えて買いが集まり、大幅高となりました。
化学セクターの業績が芳しくないことや百貨店での化粧品売り上げが落ち込んでいることなどから、外資系証券が買い推奨リストから削除、投資判断も引き下げたことから売りがかさみ、大幅安となりました。
治験(臨床試験)で思うような効果が認められないということで糖尿病治療薬の開発を中止を嫌気した売りや、ディフェンシブ銘柄への持高調整の売りがかさみ大幅下落となりました。
昨日の大幅上昇の反動で軟調となるディフェンシブ銘柄、内需関連銘柄が多いなかで、大幅続伸となりました。環境関連ということに加え、外資系証券が投資判断を引き上げたことで買戻しを急ぐ動きなどもあって大幅高となったものと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング