速報
» 2009年06月18日 15時57分 公開

昨日の反動や円高を嫌気する動きに加え、持高調整の売りがかさんで大幅安清水洋介の「日々是相場」夕刊(2/2 ページ)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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明日の相場雑感

 昨日とは反対に米国株が底堅い堅調な展開であったにもかかわらず、大幅下落となりました。一時日経平均も200円近く下落、ほぼ全面安となったのですが、確かに為替は円高に振れ、過熱感も強かったのですが、とても2%の下落となるような環境ではない気がします。金利が大きく上昇したとか、主要な経済指標の発表があったとか言うわけでもなく、昨日の堅調な相場と同様に所謂、持高調整、が要因ではないかと思います。

 こうした相場のときは相場の流れに抗ってみても少なくともその日のうちは抗しきれないことが多く、大きく下がった銘柄のリバウンドをその日のうちに期待するのではなく、買い方であれば逆行高しているようなものに「乗る」ことで対処できるのではないかと思います。好材料が出た銘柄でも戻りきらないことも多いので、当初の動きに逆らうことなく素直に動きに付いた方が正解であることが多いのではないかと思います。

 また、個別の銘柄や指数など「どの水準まで売ってくるのか」を見極めることも大切でしょう。本日の場合も日経平均9700円までは売り叩く動きもありましたが、9700円を割り込んだ後は見切り売りで下げ幅を広げるような場面や先物主導で下げ幅を広げる場面もあったのですが、売り叩くような動きは少なかったように思います。為替への反応も鈍く、時間を見て売っているような、そんな場面も見られました。

 もちろん下落の要因は(上昇の要因もそうですが)常に「複合的」であり、対処する決め手は一つではないのですが、為替の要因で売られているわけではないので、為替の動きには連動せず、金利が要因でもないので、長期金利が低下しても買われることもないのです。持高調整のまとまった売りが出ているものは下げ続け、出ていないものは逆行高となるかあるいは底堅い展開となっているのです。常に相場を見るときは誰が(どんな投資家が)主体となって、何をしているのか、そして他の投資家(投機家?)はそれを見て何をしているのか、を見極めるようにすると自分が何をすればいいのか見えて来るのではないかと思います。

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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