速報
» 2009年06月23日 15時41分 公開

米国株安や円高などに嫌気し、大幅下落清水洋介の「日々是相場」夕刊(2/2 ページ)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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明日の相場雑感

 物色一巡感もあって、米国株安に過剰に反応し、大幅下落となりました。目先筋が中心となって売り急ぐ場面もあったものと思います。それほど慌てて売り叩くほどの材料でもなかったのですが、景気回復期待が強まっていただけに大きな下げとなったものと思います。ただ、逆に言えば米経済指標などに改善の兆しが見られると一気に反発となって来る可能性もありそうです。

 ここ何年かの相場で何カ月かに一度は本日のようなわけもなく(?)急落したり、急騰したりすることがあります。2007年の2月から3月にかけての相場でも「上海発の世界同時株安」といわれ大きな下げに見舞われました。もっと遡れば2006年の6月や7月、2004年、2005年、の4月、5月などに突然急落となることがありました。

 こうした急落のときは「中国が・・・」だとか、いろいろ理由はつけられていましたが、結局は昨年秋の「リーマンショック」の暴落も、今年3月の暴落も、はたまた、2007年8月の暴落も、全て、「持高調整」の動きに目先筋の売りなどが加わって大きな下げに繋がった面は強いのではないかと思います。特に理由もなく、何らかのきっかけで暴落し、その後戻してもまた暴落してしまうなどと言うこともあるのですが、いずれにしても目先的な資金の流れが逆回転したことが理由なのです。

 今回もそうなのだとしたら、米FOMC(公開市場委員会)などでの金融緩和継続がはっきりし、7月に入ればもう一度ポジションを作ることが行われ、買い直されることになるのではないかと思います。資金の流れの逆回転、信用収縮の動きは昨年の秋や今年の3月のようなことはなく、資金を安全なところに保全するばかりではないと思います。目先の持高調整が終われば、売られすぎたものから買い直されることになるのではないでしょうか。

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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