筑波山山頂からの眺望はとても良い。関東平野の北限に当たるところだから、眼下には筑波研究学園都市、土浦市などを見下ろし、晴天で空気が澄んでいれば東京まで見渡せる。特に冬は夜景がすばらしいそうで、10月から1月まで、ロープウェイが夜間運行を実施している。11月からはシャトルバスの夜間臨時便も出るという。都心の会社を早引けして、つくば駅17時30分のバスに乗れば、日帰りで夜景鑑賞デートができる。
私のオススメはロープウェイから眺める田園風景だ。夏のこの時期、黄緑色の水田が広がり、小さな丘が点在する。その風景は水田の海に浮かぶ小島のようで、「陸の松島」あるいは「陸の瀬戸内」とでも呼びたいほど。豊かな穀倉地帯を見れば、ここで作った米を食べたいと思うことだろう。ちょっと重いけど、米と漬物を買って明るいうちに帰ろう。つくばエクスプレスの絶景車窓「田んぼアート」(参照リンク)が待っている。
筑波山きっぷ 4300円(大人、秋葉原発の場合)。つくばエクスプレス各駅からつくば駅、つくば駅から筑波山口までのバス往復乗車券と、筑波山エリアのバス、ケーブルカー、ロープウェイに乗り放題になる。2日間有効。
肉食系鉄道ライター(魚介類が苦手)にして、前世からの鉄道好き。生まれて間もなく、近所を走っていた東急池上線の後をついていったという逸話あり。曰く「いつもそばを走ってたから、あれが親だと思った」
コンピューター系出版社でゲーム雑誌の広告営業を経験した後、フリーライターとなる。オンライン対戦ゲーム、フリーウェア、PCテクニカルライティングなどデジタル系の記事を専門とし、日本初のEスポーツライターとしてオンライン対戦ゲーム競技を啓蒙する。
趣味は日本全国の鉄道路線探訪で、現在の路線踏破率は約8割。著書は『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256(リイド社)』『知れば知るほどおもしろい鉄道雑学157(リイド社)』『A列車で行こう8 公式ガイドブック(エンターブレイン)』など。
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