Twitterを知っていますか?――アイシェア調査

» 2009年08月11日 12時09分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 個々のユーザーが140文字までの“つぶやき”をオンラインで投稿して公開できるサービス「Twitter」。地方自治体や報道機関などもつぶやき始めるなど、ビジネスシーンにも広がりを見せているが、どのように受け止められているのだろうか。

 アイシェアの調査によると、「Twitterを知っていますか?」と尋ねたところ、「知っている」は33.8%。「知っている」の比率は女性(30.4%)より男性(36.5%)の方が高く、年代が下になるほど高くなっている(40代24.0%、30代36.2%、20代40.7%)。

Twitterを知っていますか? (出典:アイシェア)

 実際に利用したことがある人はどれくらいいるのだろうか。「Twitterを利用したことがありますか?」と聞くと、「ある」はわずか6.2%。知名度と同様に「ある」の比率は女性(5.3%)より男性(7.0%)の方が高く、年代が下になるほど高くなっている(40代2.2%、30代7.0%、20代9.3%)。

Twitterを利用したことがありますか? (出典:アイシェア)

どんな人のつぶやきを見てみたいですか?

 7月13日には青森県庁、7月14日には北海道陸別町がTwitterを開始、イベント情報や公式サイトの更新情報をつぶやいているが、「Twitterなどのインターネットを利用したサービスで新たな試みを行う県や町の姿勢をどう思いますか?」と尋ねたところ、「とてもいいと思う(どちらかというと含む)」は83.0%。「とてもいいと思う」の比率は男性(80.0%)より女性(86.6%)の方が高く、年代が下になるほど高くなっている(40代79.2%、30代84.4%、20代85.1%)。

 具体的な意見では「地方の振興にもつながるし積極的で良い試み」「フットワークが軽いのは良いこと」「積極的な情報開示は町民に有益」と前向きに評価する声がある一方、「PCが使えない年配者への配慮が足りない」「いたずらや荒らし対策が不十分」「限られた行政リソースは、ほかの重要事項に割いてほしい」「公の機関が発信する情報に求められるのはお手軽感ではなくその精度である」と反対する声もあった。

Twitterなどのインターネットを利用したサービスで新たな試みを行う県や町の姿勢をどう思いますか? (出典:アイシェア)

 作家やアーティストまでさまざまな人がTwitterを利用しているが、「Twitterを利用してどんな人のつぶやきを見てみたいと思いますか?」と聞くと、最も多かったのは「同じ趣味を持つ人」で18.1%。以下、「芸能人」(8.5%)、「政治家」(8.0%)、「友達」(5.9%)、「同じ仕事をしている人」(5.3%)、「都道府県や市町村」(3.4%)、「報道機関(新聞社・放送局など)」(2.8%)、「企業」(2.0%)が続いた。しかし、「見たいと思わない」という回答も40.0%あった。

 インターネットによる調査で、対象は20代〜40代の男女562人(男性56.0%、女性44.0%)。調査期間は7月22日から27日。

Twitterを利用してどんな人のつぶやきを見てみたいと思いますか? (出典:アイシェア)

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