明治乳業は11月18日、仏ヨープレイ社との業務提携を行い、共同で新ブランド「meiji Yoplait(メイジヨープレイ)」を展開すると発表した。
ヨープレイは1964年創業、フランスの酪農組合によって設立された企業で、ヨーグルト市場シェアでは世界第2位。世界の約70の国と地域で商品を販売しており、米国、オーストラリアではNo.1シェア。「特に米国でのシェア拡大のきっかけとなったのが、キッズ向けのチューブ入りフルーツヨーグルト」(ヨープレイCEO、ルシアン・ファ氏)
メイジヨープレイブランドの新製品として、明治乳業は2010年春からチューブ入りヨーグルト「グルト!」、カップ入りフルーツヨーグルト「ぞっこんヨーグルト」を販売する。
明治乳業は日本のヨーグルト市場で最大シェアを誇るが、「明治ブルガリアヨーグルト」「LG21」など、体にいい機能性ヨーグルトがラインナップの中心だった。メイジヨープレイブランドでは、“食べて楽しい”“子どもが喜んで食べる”ヨーグルト製品を展開する。
「グルト!」はスプーンが不要で、チューブのまま食べられるフルーツヨーグルト。1本40グラムと子どもでも食べやすい少量サイズにした。ヨープレイが展開している「Gogurt」(米国)、「Frubes」(英国)の日本版という位置づけだ。味はストロベリーとピーチの2種類で、6本入り258円。ストロベリーのみ、大人向けに2本入りで100円のパッケージも展開。こちらはコンビニエンスストアを中心に販売する。
「ぞっこんヨーグルト」は大きくカットしたフルーツが特徴のカップ入りフルーツヨーグルト。「マンゴーとオレンジピール」「白桃とラズベリー」「キウイとバナナ」の3種類で、希望小売価格は138円。
明治乳業では、「グルト!」と「ぞっこんヨーグルト」を合わせた2010年度販売目標を70億円としている。
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