三洋電機、太陽光発電で電動自転車に充電する「ソーラー駐輪場」を納入

» 2009年12月01日 17時18分 公開
[栗田昌宜,Business Media 誠]

 三洋電機は11月30日、太陽光発電システムとリチウムイオン蓄電池を組み合わせた「ソーラー駐輪場」ならびに同社製電動アシスト自転車「eneloop bike(エネループバイク)」40台を2010年春に東京都世田谷区へ納入すると発表した。

 ソーラー駐輪場は、駐輪場の屋根に設置した太陽光発電システムで発電した電力をリチウムイオン蓄電池に充電しておき、夜間や日中の未使用時間に電動アシスト自転車に充電したり、駐輪場の夜間照明に利用したりするというもの。

 HIT太陽電池パネル36枚(設置面積は約46平方メートル)を使用した最大出力7.56キロワットの太陽光発電システムと、電池容量33.6アンペア時の同社製リチウムイオン蓄電システム6基で構成されており、発蓄電した電力は40台のエネループバイクの充電や駐輪場のLED照明に使用される。リチウムイオン蓄電システムはACコンセントを搭載しているため、緊急時には非常用電源としても使用できる。

 ソーラー駐輪場の開設場所は京王電鉄桜上水駅。40台のエネループバイクは、区が運営するレンタサイクルポートの自転車として貸し出される予定だ。

ソーラー駐輪場イメージ図(出典:三洋電機)

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