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» 2009年12月11日 16時00分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:昨日とは反対の動きで後場から一段高、昨日の下落を取り戻して大幅高 (2/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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明日の相場雑感

 円高一服から買い先行で始まり、SQ(特別清算指数)算出後も堅調な動きが続きました。後場に入ると為替が一段と円安に振れたこともあり、ハイテク銘柄や機械株などを中心に大幅高となり昨日の下げ幅を埋めるような場面もありました。週末ということで最後までは買い切れず最後は上値も重くなりましたが、総じて堅調な展開となりました。

 昨日とちょうど反対のような相場となりました。昨日このコラムで述べたように特に理由のない中で売られたときなどは無理に売られた理由を探す、こじつけるということではなく、しっかりと事態を把握しておけば冷静に対処できると思います。為替も同様で、冷静に「ドルが買われているのか」「円が売られているのか」などを見極め、その要因を素直に分析することで次の展開が予想で出来、対処できるのではないかと思います。

 「ドバイ・ショック」などでも一過性のものなのか、世界中に広がるものなのかをいくつかのチェックポイントを作ってチェックしていけばしっかりと把握できるのではないかと思います。目に見えているものをしっかりと把握し、細かいところでも分析しておくことも大切ですが、「何のために」「何をチェックするために」その分析をしたのかをはっきりとさせることも必要でしょう。

 米国でも「経済指標は芳しくないのだが、企業業績は好調」と言うことが数カ月前から見られ、それがドル安の効果であると共に新興国の経済が回復している証拠だったわけです。逆に言えば新興国の経済が回復していることがわかれば、米国の企業業績が回復し、その結果米国でのリストラなど「収縮」の動きが止まり、雇用や個人消費が改善に向かったのです。それを考えると「子供手当て」や「暫定税率」などと言っているよりは、デフレを阻止し、輸出企業の業績拡大を図るような為替政策などをしっかりととれば、景気の回復に繋がるものと思います。そういう意味でのばら撒きではない政策出動が望まれます。

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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