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日経平均 | 10177.41円 | △93.93円 |
売買高 | 27億1603万株 | − |
日経平均先物 | 10180円 | △110円 |
売買代金 | 1兆5355億円 | − |
TOPIX | 898.29 | △13.66 |
値上がり銘柄 | 1170銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 406.74 | ▼4.40 |
値下がり銘柄 | 393銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1154.09円 | ▼0.11円 |
変わらず | 121銘柄 | − |
騰落レシオ | 85.32% | △2.78% |
銀行の資本規制延期や円安を好感して買われ堅調
米国市場は軟調となったのですが、円安となったことや銀行の資本規制が延期されると新聞で報じられたことなどから銀行株や輸出株を中心に買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、買い気配から始まるものも多く、ほぼ全面高となりました。ただ、寄り付きの買いが一巡した後は銀行株など金融株を買い戻す動きと亜ハイテク銘柄などの利益確定売りがせめぎ合い、方向感のない展開となりました。指数に影響の大きな値がさ銘柄に値を消すものが見られ、指数の上げ幅を縮小する場面もありました。
後場に入ると前場に見られたハイテク銘柄など輸出関連銘柄を売って、銀行株や不動産株などを買い戻す動きが顕著になり前場の安値を割り込む場面もありました。為替に大きな動きはないのですが、11月末の安値からの急騰の利益確定売りを急ぐ動きなどもあり、軟調となる主力銘柄も目立ちました。それでもさすがに昨日の終値を意識する水準、個別の銘柄でも前日比マイナスとなる場面では底堅く、指数にも底堅さも見られました。
小型銘柄は主力銘柄が買われるなかで幕間つなぎとしての「お役御免」とばかりに売られるものも多く、軟調となるものが目立ちました。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数と日経ジャスダック平均は横ばいとなりました。先物は後場に入ってまとまった売りなども目立ちましたが、特に大きく指数を動かすような場面はありませんでした。先物主導と言うよりはハイテク銘柄などの売りを見ながら先物を売るというような展開でした。
結局、銀行の資本規制や円安は好感されたものの、あくまでも目先の需給に振らされていることには変わりないようです。今年の3月に安値をつけたときのように、持高調整の売りが続いて11月末に安値を付け、その後はハイテク銘柄など輸出株の買い戻しと買い直し、銀行株など金融株売りのスタンスで指数が戻り、そした今日はまたその反対売買が出たということなのでしょう。それでも、銀行の資本規制延長は増資懸念の後退だけではなく、「金融緩和」につながるものと評価しても良いものと思われ、強含みの地合いに変化してくるかもしれません。
雲の上限に上値を押さえられる格好となりました。今月の高値水準でもあり、抜け切れなかったものと思います。RSIには上昇余地があるものの、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、いったん雲の下限のサポートを試すような上値の多い展開が続き、雲の中でのもみ合いが続くのではないかと思います。
今月7日の高値水準まで戻りました。遅行線が日々線にサポートされて反発、日々線も雲の中に突っ込んできたことで強含みの展開となりそうです。ただ、RSIもストキャスティックスも高値圏からの調整を示しており、上値の重い状況には変わりないものと思います。
戻りを試す動きとなりましたが、遅行線は日々線に上値を押さえられ、日々線は雲を意識して上値が重くなって来ました。RSIは上昇を続けて上値余地もあり、ストキャスティックスも上値余地はあるのですが、高値圏にあり、強含みの展開が続くのでしょうが、上値もまだ重く遅行線が日々線に上値を押さえられる状況はまだしばらく続くものと思います。
銀行規制の延期や円安を好感する動き
銀行規制の延期が新聞で報じられ、資本増強=増資懸念が薄れたことや貸し出し増からの収益拡大期待から買いが入り、買い気配から始まって一時ストップ高となるなど大幅高となりました。
米ベンチャーとリンパ腫薬を開発すると新聞で報じられたことや昨日も中国での米社と主力薬の販売で提携するなど、豊富な手持ち資金を背景に攻勢に出ていることが評価されて買われ、堅調となりました。
昨日の引け後に2010年10月期の連結経常利益が予想を上回ったことが好感されて買われ堅調となりました。
米ボーイング社が開発中の新型機が初飛行に成功したと伝えられ、金属チタンの使用量の多い同機の需要が増えればチタンの販売増加につながるとされて買い先行で始まったものの既にある程度織り込まれているとして利益確定売りに押され大幅安となりました。
銀行の資本規制延期で住宅ローンが借り易くなるのではないかとの思惑や「住宅版エコポイント」を蒸し返す動きで堅調となりました。不動産株が大幅高となったことで、連れ高した面もあるものと思われます。
円安を好感して買い先行で始まったものの、円高となる局面も含めて、11月末に安値をつけてから堅調な地合いが続いていたこと、また、チャート上の節目である水準でもあり、利益確定売りに押されて軟調となる場面もありましたが、持高調整の売り一巡後は切り返し、底堅い堅調な動きとなりました。
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