電子書籍を読んだことがあるという人(61.8%)は、どのような機器で読んだことがあるのだろうか。調査会社ORIMOの調べによると「携帯電話(iPhone以外)」(68.4%)が最も多く、次いで「PC」(44.7%)、「iPhone」(32.0%)であることが分かった。このほか「電子辞書」(6.6%)、「PDA」(6.3%)のほか「アマゾン・キンドル」はわずか1.5%にとどまった。
無料または有料での電子書籍購読経験を聞いたところ、「無料の電子書籍のみ」が59.0%、「有料の電子書籍のみ」が10.0%、「無料・有料両方」が32.0%だった。電子書籍で読んだことのあるジャンルを聞いたところ、最も多かったのが「コミック・アニメ」(77.9%)だった。次いで「小説」(49.5%)、「雑誌」(17.5%)、「写真集」(17.2%)、「その他」(11.7%)だった。
インターネットを使った調査で、18歳以上の男女667人が回答した。調査期間は2月9日から2月13日まで。
全員に今後、電子書籍で読みたいジャンルを聞いたところ「コミック・アニメ」(59.2%)、「小説」(52.8%)、「雑誌」(41.4%)が上位。読んだことのあるジャンルの結果と比較すると、「雑誌」(17.5%→41.4%)が大きく伸ばしており、「電子書籍市場で伸びるジャンルとして期待できる結果となった」(ORIMO)
今後、電子書籍が日本市場で普及すると思っている人はどのくらいいるのだろうか。「普及する」と回答した人は43.6%。普及すると答えた人に、その理由を聞いたところ「現代はコンビニのような『いつでもどこでも手軽に』が主流になっており、電子書籍に関してもこれに当てはまるから」「わざわざ本を買いにいく面倒がないから」「書籍のデジタル化は時代の流れであり、閲覧もそれに対応せざるを得ない。限られた書庫スペースの節約と省スペース省エネ、エコにも貢献する」「初めは浸透しなかった音楽ダウンロードもiPodで浸透したから。iPadがそれになるかどうかは分からないが可能性はあると思う」といった声があった。
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