入学祝い、自分の子どもと他人の子どもで内容に違い

» 2010年03月30日 14時26分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 そろそろ入学式のシーズンも近付いている。自分や親戚の子どもが新しい学校に進学するという人もいるだろう。入学祝いにはどんなものを渡す人が多いのだろうか。

 住信SBIネット銀行の調査によると、今春、入学祝いをあげる予定の人に「1人当たりの入学祝い予算額」を尋ねたところ、平均は2万5392円だった。入学祝いをあげる相手の進学先別に平均予算を見ると、小学校(幼稚園含む)は2万160円、中学校は1万8685円、高校(高等専門学校など含む)は2万4381円、大学(大学院、専門学校など含む)は4万5738円だった。

 入学祝いをあげる側の年代を見ると、相手が小学校や中学校、高校に入学する場合、60代が突出して平均予算が多かったが、相手が大学に入る場合では30代〜50代の方が60代より多くなっていた。

(今春、入学祝いをあげる予定の人の)1人あたりの予算額(進学先別、出典:住信SBIネット銀行)

 実際に何をあげるのだろうか。小学校への進学者に入学祝いを贈る人に何をあげるか聞くと、相手が自分の子どもの場合は「文房具、学習関連」が26.6%でトップ。以下、「かばん類」(20.6%)、「靴・服類」(18.9%)、「現金」(13.3%)が続いた。

 しかし、相手が親戚の子どもや孫(ひ孫含む)など、自分の子ども以外の場合には「現金」をあげる人が最も多くなっていた。この傾向は中学校や高校、大学への進学者に贈る入学祝いの場合でも変わらず、住信SBIネット銀行では「自身の家庭で必要となる進学時の品物は把握できる一方、ほかの家庭はそれが把握できないため、現金をあげると考えられる」と分析している。

 インターネットによる調査で、対象は住信SBIネット銀行を利用する20〜60代の2115人(20代110人、30代361人、40代651人、50代564人、60代429人)。調査期間は3月12日から16日。

あげる人との関係別、入学祝いの種類(相手が小学校に進学する場合、出典:住信SBIネット銀行)

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