パナソニック電工は3月30日、3月14日に開業した阪急電鉄京都本線の新駅「摂津市」に合計349台のLED照明を納入したと発表した。阪急電鉄によると同駅は日本初の「カーボンニュートラルステーション」で、鉄道駅舎での本格的なオールLED照明の導入事例となる。
LED照明が設置されたのは、駅のホーム、コンコース、待合室、改札、地下通路、トイレなど。ホームに設置されたライン型LED照明器具には、乗降客や乗務員がまぶしく感じないように30度の遮光板が取り付けられている。天井が高いコンコースでは、高出力なLEDダウンライト200形を2灯1組で配置して高照度を確保。トイレは人感センサーで不要時には消灯するようにして、さらなる省エネ化を図っている。
阪急電鉄によると、オールLED照明化によるCO2排出量の削減効果は約13%。これ以外にもさまざまな取り組みによって、CO2排出量を約51%削減する。さらに、直接的な削減が困難な残りの49%はCO2排出権の購入で相殺し、駅起因のCO2排出量をゼロ(カーボンニュートラル)にする予定。
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