30〜40代の9.8%は、預貯金“なし”

» 2010年04月26日 16時31分 公開
[Business Media 誠]

 あなたは現在、どのくらいの金融資産(預貯金、株式、投資信託など)を保有していますか? 30〜40代の人に聞いたところ「なし」と答えた人は9.8%であることが、日本FP協会の調査で分かった。最も多かったのは「100万円〜200万円未満」で12.6%、次いで「1000万円〜2000万円未満」(10.8%)、「200万円〜300万円未満」(10.5%)と続いた。

保有する金融資産(出典:日本FP協会)

 保有する金融資産の種類は「預貯金など」(86.1%)が断トツ。以下「国内株式」(39.9%)、「株式投資信託」(18.7%)、「民間年金保険」(17.7%)、「外貨預金、外貨MMF)」(14.6%)と続いた。

 生活するうえで、現在または将来について困っていることや不安に思うことを聞いたところ「老後の生活設計」(49.5%)と答えた人が最も多かった。このほか「年金」(38.5%)、「親の介護」(37.3%)、「日常の家計管理」(36.1%)、「病気、ケガ、死亡への備え」(34.1%)だった。

子ども手当ての使い道

 希望する子どもの最終学歴は? 子どもがいる親に聞いたところ「大学卒業まで」と答えた人が70.2%とトップで、10%にも満たないほかの学歴と比べ突出する結果に。進学先として子どもを私立に行かせたいと考えているのは小学校で3.1%、中学校で11.1%、高校で12.8%、大学・大学院で14.9%といずれも少数派だった。

 また子ども手当てが支給された場合、どのような使い道を考えていますか、と聞いたところ「子どもの教育費への備え」(50.4%)と答えた人が最も多かった。次いで「子どもの学校教育費」(40.2%)、「子どもの学校外教育費」(28.2%)、「預貯金、投資」(20.1%)と続いた。ちなみに「借入金の返済(住宅ローンの返済を除く)」と答えた人は1.4%、「レジャー費」は4.3%いた。

子ども手当ての使い道(出典:日本FP協会)

 インターネットによる調査で、30〜40代の4911人が回答した。調査期間は1月21日から1月27日まで。

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