ドイツ・カールスルーエ市在住ジャーナリスト。東京都立大学工学研究科大学院修了後、1995年渡独。ドイツ及び欧州の環境活動やまちづくりをテーマに、執筆、講演、研究調査、視察コーディネートを行う。記事連載「EUレポート(日本経済研究所/月報)」、「環境・エネルギー先端レポート(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社/月次ニュースレター)」、著書に「環境先進国ドイツの今」、「ドイツ・人が主役のまちづくり」など。ドイツ・ジャーナリスト協会(DJV)会員。公式サイト:「ドイツ環境情報のページ」
屋内ホールと屋外展示スペースを合わせた会場総面積は55.5ヘクタール、そして出展企業は世界53カ国の3100社あまり。4月下旬にドイツの新ミュンヘンメッセで開催された建設機械メッセ「BAUMA2010(バウマ2010)」は、50年を超える同メッセ史上でも最大規模となった。世界不況やギリシャの財政破たんなど建設機械業界を取り巻く状況は厳しいが、延べ41万5000人が訪れた。
今回の時事日想は、世界最大級の建設機械メッセBAUMA2010の様子をレポートしたい。
会場は大きく7つのカテゴリー(屋内6+屋外)に分けられる。
(1)建設機器、建設現場関連設備、型枠、足場など
(2)鉄筋コンクリート
(3)セメント、石材
(4)セメント・石材のリサイクリング
(5)土木機械
(6)エンジン、油圧、車両
(7)屋外展示場
圧巻は屋外展示場に並ぶ巨大機器の数々だ。メジャーなメーカーになるとサッカーグランドほどの敷地に仮設作業現場を設け、最新機器のデモンストレーションを行なっていた。高速走行、小回りの利く車体、作業速度、小さな作業音など、一昔前まで建設機械に根強かった鈍重なイメージとは一線を画すものだった。
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