海洋国日本にとって、なじみ深い食材である魚。どのように食べている人が多いのだろうか。
マルハニチロホールディングスの調査によると、16歳〜34歳で、小学生以下の子どもがおり、自分が主に食事を用意する女性に「魚が食卓に上がる回数」を尋ねたところ、最も多かったのは「週1〜2回程度」で41.6%。以下、「週3〜4回程度」が34.7%、「2週間に1日程度」が9.3%、「毎日」が5.5%、「週5〜6日程度」が5.3%で続いた。
「週3日以上」の割合は45.5%と半数近くを占めており、年代が下になるほど高くなっていた(30〜34歳41.7%、25〜29歳46.4%、16〜24歳49.9%)。地域別に見ると、「北海道・東北」(51.3%)の人がよく食べており、「中国・四国・九州」(39.0%)では比較的食卓に上がらない傾向にあるようだ。
消費者がオトクと感じているのはどの魚なのだろうか。「週3回以上魚が食卓に上がる」と答えた人に「魚を購入する際の金額に対する意識」を主要な魚ごとに聞くと、「安い(安い+やや安い)」の割合が最も高かったのは「サンマ」で73.3%。以下、「サケ」が65.6%、「アジ」が51.5%、「サバ」が51.4%、「イワシ」が45.7%で続いた。一方、最も「安い」の割合が低かったのは「マグロ」(10.1%)だった。
魚を食べる時、どんな効用を期待しているのだろうか。「魚から摂取したいと思う成分」を聞くと、トップは「DHA(ドコサヘキサエン酸)」で81.6%。以下、「カルシウム」(60.2%)、「コラーゲン」(36.4%)、「鉄」(36.3%)、「EPA(エイコサペンタエン酸)」(25.4%)、「亜鉛」(17.2%)、「ビタミンB群」(16.2%)が続いた。
地域別に見ると、中国・四国・九州では「DHA」の割合が86.5%と高く、近畿では「カルシウム」が71.0%と高かった。
インターネットによる調査で、対象は16歳〜34歳で、小学生以下の子どもがおり、自分が主に食事を用意する女性3462人。調査期間は4月30日から5月12日。
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