「貯金が少なかった」「準備を自分にまかせっきりだった」――結婚式の不安や不満

» 2010年06月17日 12時23分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 6月に結婚した花嫁は幸せになれるというジューンブライド。しかし、結婚式にはさまざまな準備や費用が付きもの。結婚にあたって、どのような不安があったのだろうか。

 ヤフーバリューインサイトの調査によると、首都圏在住で1年以内に挙式・披露宴を行った男女に「結婚関連の各イベントの実施率と、実施者の平均金額」を尋ねたところ、「挙式・披露宴」は平均216万円、「結婚指輪(ペア)」は90.7%で平均24万円、「二次会」は43.7%で41万円、「ハネムーン」は65.7%で平均59万円だった。「新居の購入」をした人も15.0%いるようで、平均は3261万円だった。

 結婚準備から新生活までの総準備費用の負担割合のうちわけを聞くと、「新郎新婦」が57.2%(新郎33.8%、新婦23.4%)、「両親」が38.8%(新郎の両親19.8%、新婦の両親19.0%)。結婚は親にとっても、経済的負担の大きいイベントだと言えそうだ。

結婚関連の各イベントの実施率と、実施者の平均金額(出典:ヤフーバリューインサイト)

 「挙式・披露宴でこだわったこと」を尋ねると、「ウエルカムボードや招待状などのオリジナル感」(新郎57.3%、新婦72.0%)、「ゲストとの距離感・会話のしやすさ」(新郎58.7%、新婦68.7%)、「ウエルカムボードや招待状などをなるべく手作りする」(新郎60.7%、新婦62.7%)、「両家のゲストの席次」(新郎53.3%、新婦62.0%)などが上位に挙がった。一方、「結納を行う」(新郎24.7%、新婦11.3%)や「仲人を立てる」(新郎8.0%、新婦5.3%)などの割合は低く、こだわっている人はそれほど多くないようだ。

挙式・披露宴でこだわったこと(出典:ヤフーバリューインサイト)

 「結婚準備から式当日に感じた相手への不安・不満」を聞くと、「結婚準備のための貯金の額が少なかった」(新郎17.3%、新婦32.7%)、「本当にこの相手でいいのかと思わせる行動・言動があった」(新郎12.0%、新婦22.7%)、「結婚準備を自分に任せっきりだった」(新郎7.3%、新婦20.7%)、「想定よりも料金がどんどん増えるなど、予算への意識が低かった」(新郎10.7%、新婦13.3%)などが上位に挙がった。全体的に新郎より、新婦の方が不安や不満を抱いている比率が高いようだ。

 インターネットによる調査で、対象は首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で、最近1年以内に結婚し挙式・披露宴を行った20〜39歳の男性(妻20〜34歳)150人と、20〜34歳の女性(夫20〜39歳)150人。調査日は5月24日。

結婚準備から式当日に感じた相手への不安・不満(出典:ヤフーバリューインサイト)

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