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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。
家具の見本市であるミラノサローネと、同じ会場で併催されていたのが「ユーロクチーナ」。いまや世界最大のキッチンの見本市である。
日本ではキッチンは住宅設備として、機械的で家電的な扱いだが、かの地でキッチンは家具。インテリアや建築空間と一体化して考えられるため、「家具」の範ちゅうに入っている。
キッチンはスタイルやライフスタイルの切り口で報道されることが多く、あまりデザイナー名が表に出てこない。そこが家具やプロダクトと違うところだ。
しかし、今回は「実はこんなデザイナーがデザインしていた」そんなキッチンを紹介しよう。以下、すべてイタリアのキッチンである。
スキッフィーニから登場した「mesa」はエルデコアワードを受賞し、一躍、時の人となった。実は2年前のユーロクチーナでコンセプトだけは発表になっていたが、実物になると迫力が違う。
軽くオープンなスタイルは、今年復活の兆し。こちらもアルフレッド・ハベリ。日本でもすぐに受入れられそうなカジュアルスタイルだが、スキッフィーニ製となると値段もそれなりだろう。
英国デザインのパイオニアといえるマイケル・ヤングも、スカボリーニでキッチンをデザインしていた。キッチンは箱を組むのが基本。その考え方を「テトリス」のように表現したのがこちらのキッチン。横ボーダーの色の組み方が面白い。
こちらはリビング家具化したキッチン。直線ではなく、モザイクのようなデザインが斬新。全体的にクラシカルなキッチンが増えた中で、モダンでアバンギャルドな先進性が光った。そこはさすがのマイケル・ヤング。
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