2010年の喫煙者率は過去最低の23.9%、女性は微増

» 2010年08月11日 16時19分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 日本たばこ産業は8月11日、「2010年全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表、喫煙者率は前年比1.0ポイント減の23.9%となったことが分かった。男女別に見ると、男性が同2.3ポイント減の36.6%となった一方、女性は同0.2ポイント増の12.1%だった。

 喫煙者率は15年連続で減少しており、過去最低の水準となっている。日本たばこ産業ではその原因について「高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、2010年10月実施予定の増税・定価改定によるものと考えている」とコメントしている。

2010年5月時点の喫煙者率(出典:日本たばこ産業)

 喫煙者率を年代別に見ると、30代(男性43.4%、女性16.0%)と40代(男性43.3%、女性16.8%)が高く、60歳以上(男性26.2%、女性7.0%)が低い傾向にあった。

 地域別に見ると、男性で最も高いのは「東北」(41.6%)、最も低いのは「四国」(34.9%)、女性で最も高いのは「北海道」(17.5%)、最も低いのは「中国」(8.9%)だった。

 郵送による調査で、対象は全国成年男女2万631人(男性1万433人、女性1万198人)。調査時期は2010年5月。

地域別の喫煙者率(出典:日本たばこ産業)

関連キーワード

たばこ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.