日本サムスンとサイバーステーションは9月7日、液晶ポスターとコンテンツ配信システムを組み合わせたデジタルサイネージ(電子看板)サービスを発表した。新サービス「ハルヱとケイジdeデジサイン」を9月29日に発売する。
ハルヱとケイジdeデジサイン。「ハルヱ」には「絵を張るように簡単にコンテンツの制作、登録ができる」、「ケイジ」には「液晶ポスターの掲示に必要なハードウェアをすべてそろえる」という意味を込めている。日本サムスン DMAチームの宮田隆氏(同チーム長)は「子どもとお風呂に入っているときに思いついた」と名称の誕生秘話を明かしたハルヱとケイジdeデジサインは、日本サムスンの液晶ポスター表示システム「ハルヱとケイジ」、サイバーステーションが提供するデジタルサイネージのコンテンツ管理・配信サービス「デジサイン」を組み合わせたもの。設置台数を増やす場合に手間になるコンテンツ管理関連サービスを、ネットワーク経由で配信できる仕組みに仕上げている。
ハルヱとケイジは、Windows XPベースのOSを搭載したコントローラやステレオスピーカーをまとめた32インチのワイド液晶ディスプレイ、液晶ポスター表示ソフトウェアなどを組み合わせた液晶ポスターシステム(参照記事)。新サービスでは、USBメモリ経由で専用のクライアントソフトウェアをインストールすると、デジサインが利用できる。
デジサインを管理するWebの画面からコンテンツのレイアウトや配信日時、配信先の端末を指定できる。縦向けのコンテンツを作成したり、Flashのコンテンツも表示したりできるようにした。オプションのコンテンツ流通サービス「コンテンツバンクサービス」を活用すると、ニュースや天気など200タイトルの無料/有料コンテンツも利用可能になる。
ハルヱとケイジdeデジサインの初期費用は1ライセンス当たり4200円、利用料金は月額5250円。別途、ハルヱとケイジシリーズ(32インチディスプレイの場合、19万8000円程度)の購入費用が必要。対応するディスプレイのサイズは19型から82型まで。ディスプレイにセットトップボックス、スピーカー(19型を除く)を内蔵し、スタンドも付属している。
デジサインとハルヱとケイジシリーズを販売代理店がパッケージ化して、飲食店や公共施設向けに売り込む。主な代理店はNTTアイティ、沖電気カスタマアドテック、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、富士通エフサスなど。
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