筆者:部品も製造しているのですか?
フォイファー:組み立てだけで、部品製造各社と協力しながら製品開発を行っています。当社が製造するのは低価格帯の製品ではなく、中価格帯と高価格帯です。
筆者:これだけ多くの自転車製造メーカーがひしめき合う中で120年以上も会社が存続できたその秘密は?
フォイファー:エンドユーザーの要求を良く理解し、製品開発の力を維持することでしょうか。止まることなくイノベーションを続け、高い品質を維持することが大切です。
筆者:展示している車種は日常使うものが中心ですね。
フォイファー:当社はこれらのカテゴリーを「シティー・トレッキング」と呼んでいます。通勤、通学、買い物からサイクリングまで多様な使い方をカバーするタイプです。
筆者:中でもE-バイクが大きな展示スペースを占めています。
フォイファー氏:5年くらい前からE-バイクのブームが始まりました。30年前から開発は続けていたのですが、実用的な蓄電池とモーターが開発されたという技術的要因と、ニーズの高まりという社会的要因が重なりました。
E-バイクへのバッテリー搭載には主に2パターンある。1つは荷台搭載型で、もう1つはフレーム内蔵型。他社を含めメッセに展示されていた多くのE-バイクは荷台搭載型だった。また、駆動モーターは後輪のハブ内蔵型が主流。
走行距離は走行地域の条件(平坦、坂道、舗装の有無など)と、乗車の仕方(どの程度ペダルをこぐか)により大きく異なる。例えば市街地を走り、駆動力をあくまで補助的に使うならば20〜30キロメートルの走行が可能とされ、1日の通勤通学にも十分な余裕がある。
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