為替の動きをにらみながらの展開
フィリピンでニッケル精錬事業を共同で進める。自動車や携帯電話、パソコンの部品素材でもあるニッケルは需要拡大が見込めると判断、住友鉱の全額出資子会社が実施する第三者割当増資を両社が引き受ける。
ナノテクノロジー(超微細技術)ベンチャーに出資した。発行ダイオード(LED)照明や断熱フィルムなどの機能を高める光学材料「ナノバルーンシリカ」の量産化技術を持つ会社で2012年頃を目処に事業を本格化させる。
タッチパネルを金額ベースで4割増産する。タッチパネルはスマートフォン(高機能携帯電話)向けに市場が拡大しているほか、今後カーナビや車の計器、パソコン向けなどでも成長が見込まれており、需要増に対応する。
米インテルのプロセッサー向け半導体を10月から量産する。産業機器などにプロセッサーを組み込む際に必要なチップセットと呼ばれる3種類の半導体で、OKI(6703)から買収した半導体子会社の技術を融合した始めての製品となる。
回路線幅が32ナノメートルのシステムLSI(大規模集積回路)の量産を始める。自社の3次元(3D)対応ブルーレイ・ディスク再生機に搭載し、省電力化やコスト低下に役立てる。パソコン向けは既に米インテルが量産しているが、デジタル家電向けでは世界初となる。
インドにエンジン関連部品などの技術開発拠点を2011年末に設ける。インドを需要拡大が見込める重要市場と位置づけており、現地の部品メーカーなどに対する競争力を高める。
売り 1540万株
買い 2960万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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