10月の新車販売台数 プリウスが18カ月連続トップ、減税対象車は苦戦も輸入車は好調

» 2010年11月05日 13時46分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 日本自動車販売協会連合会は11月5日、10月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く)を発表した。トップはトヨタ自動車の「プリウス」で、前年同期比19.1%減の2万1769台となり、2009年5月18日の新モデル発売以来18カ月連続のトップとなった。軽自動車を含めたランキングでも、軽自動車1位のスズキ「ワゴンR」(1万5175台)を上回っている。

 エコカー減税が終了した影響で、2位のホンダ「フィット」(1万4034台、前年同月比9.2%減)、4位のホンダ「フリード」(6747台、同26.2%減)などの減税対象車が販売台数を大きく減らしており、5位のトヨタ「ヴィッツ」(6315台、同49.1%減)や7位のトヨタ「パッソ」(5363台、同49.3%減)は前年同月より半減している。

10月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車および軽自動車を除く、出典:日本自動車販売協会連合会)

輸入車は好調

 9月半ばにエコカー減税が終了した影響で、10月の新車販売台数は前年同月比26.7%減の19万3258台。前年同月比では2カ月連続のマイナスとなった。メーカー別に見ると、トヨタが前年同月比25.2%減、ホンダが同30.2%減、日産が同38.7%減、マツダが同52.2%減と各社とも大きく販売台数を減らした一方、輸入車は同29.6%増と12カ月連続で前年同月の水準を上回った。

10月の新車販売台数(登録車、出典:日本自動車販売協会連合会)

関連キーワード

販売台数


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.