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日経平均 | 9988.05円 | △51.01円 |
売買高 | 17億1291万株 | − |
売買代金 | 1兆2051億8800万円 | − |
値上がり銘柄 | 861銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 634銘柄 | − |
騰落レシオ | 116.21% | △5.24% |
米国株安や円高にもかかわらず世界的な景気回復期待も根強く底堅い堅調な展開
米国株が軟調、為替もユーロを中心に円高となったのですが、米国の経済指標が予想を上回ったことなどから堅調な始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も買い越しと伝えられ、月が替わって持高調整の売りが一巡となった感もあり、また、昨日の大幅下落で中国の金融引き締め懸念や欧州金融不安を織り込んでいたこともあって、底堅い堅調な展開となりました。ただ、さすがに中国の予想を上回る経済指標が発表されてもほとんど反応がないように、積極的に買い上がる動きもほとんど見られず指数は小動きとなりました。
後場に入っても底堅い堅調な地合いは続いたのですが、指数を押し上げるだけの材料もなく、目先筋の売り買いや持高調整の売り買いが中心で相場全体の方向感は見られませんでした。出遅れ感や為替に影響の少ない銘柄を物色する動きも見られましたが、買戻しや持高調整の買いの域を出ず、物色対象が絞り切れなかったことも上値の重くなった要因だと思います。米国クリスマス商戦の出だしは好調と伝えられていますが、実際に最後まで個人消費の回復が見られるのかどうか見極めたいということもあって、反応は今一つ鈍く、中国の景況拡大も順調とみられるのですが、一方で金融引き締めからの景気拡大スピードの鈍化懸念もあり、最後まで買い切れないと言うことなのでしょう。
小型銘柄も堅調なものが見られましたが、特に材料が出たと言うよりは新規上場銘柄が見られたことで、目先筋の見直し買いも入ったということなのでしょう。東証マザーズ指数は堅調ですが、日経ジャスダック平均は横ばいとなりました。先物もまとまった売り買いはほとんど見られず、指数を方向付けるような動きもありませんでした。持高調整に伴うまとまったヘッジ売りや買戻しなども見られず、目先筋の小口の売買が中心となっていたようです。
海外要因は売り要因が多かったようですが、昨日の大幅下落である程度織り込まれていたこということで底堅さは見られましたが、相変わらず物色対象が絞りきれない感じです。年末に向けて「掉尾の一振」の期待は高まり、実際に円高が大きく進むことがなければ、輸出企業を中心に業績上振れ期待も高まるものと思います。米国個人消費の回復が見られる、雇用指標の底入れかが確認されるまでは上値は日経平均で10200円〜300円程度、円高が大きく進む、とか中国の景気拡大スピードが大きく鈍化することがなければ下値は9800円〜900円水準と見ておいていいのではないかと思います。
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