2010年に「転職した」人は5.6%、最も多い業種は?(1/2 ページ)

» 2010年12月21日 12時29分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 2010年に転職した人はどのくらいいるのだろうか。25〜39歳のビジネスパーソンに聞いたところ「転職した」人は5.6%、「転職はしていないが、転職を検討した」人は25.3%であることが、DODA(デューダ)の調査で分かった。

 年齢別に見ると、25〜29歳で「転職した」人は9.8%と、10人に1人が 2010年に入ってから転職したことが明らかに。「2010年は景況感が徐々に好転する中で、求人数も増え、「倒産またはリストラ」を理由に転職する人が減少した。その一方、ステップアップを目的とした前向きな転職を志向する人が増えた1年となった」(DODA)

 転職した人を業種別に見てみると「IT」(12.5%)が最も多く、次いで「小売/外食」(10.0%)、「サービス」(6.1%)、「メディア」「メディカル」(いずれも5.9%)と続いた。IT関連がトップだった背景には「企業のシステム投資削減を背景に、システムインテグレーターなどで人員削減が進み、転職市場に人材が流出した。その一方、SNSやモバイル関連サービスの拡大により、インターネット系企業の求人が増加した」(DODA)

(出典:DODA)

業務量が増えたのは「メディア」「メディカル」

 2010年の「仕事量」「残業時間」「給料(ボーナスを含まず)」「夏のボーナス」「冬のボーナス」、所属する組織の「人員体制」「事業活動」の7項目で、2009年と比較し増えた人はどのくらいいるのだろうか。7項目の中で「増加した」と答えた人が最も多かったのは「仕事量」(49.6%)、次いで「残業時間」(34.8%)。一方「減少した」と答えた人が最も多かったのは「冬のボーナス」(45.9%)、次いで「夏のボーナス」(43.5%)、「給料」(36.3%)と続いた。

(出典:DODA)
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