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日経平均 | 10274.50円 | △36.58円 |
売買高 | 19億8182万株 | − |
売買代金 | 1兆4389億2200万円 | − |
値上がり銘柄 | 897銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 605銘柄 | − |
騰落レシオ | 108.97% | △4.41% |
好決算に反応、大幅下落の反動もあって堅調だが物色対象は広がらず上値も限定的
米国市場が堅調となったことや昨日までの大幅下落の反動から買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も買い越しと伝えられ、好調な決算を発表するものや期待されるものが多く、買戻しも交えながら堅調となりました。ただ、為替も円高傾向に変わりなく、エジプトの騒乱拡大懸念や中国の利上げ懸念も根強く、物色対象も絞り切れず、かと言って広がることもなく指数の上げ幅は限定的となりました。
後場も手掛かり難のなか小動きとなりました。朝方から好決算を好感して買われていたものは値持ちが良く、値動きの良さを好感して更に買われるものも見られましたが、逆に決算に対する失望感から売られた銘柄などは戻りの鈍さが確認されると見切り売りが嵩んで下げ幅拡大となるものも見られ、指数の方向感は見えませんでした。相変わらず同じ業種でも高安まちまちとなるなど、決算動向だけに反応していると言うよりも持高調整の売り買いや値動きの良し悪しに反応して方向感も見え難くなっていました。
小型銘柄は堅調なものが多く、売られ過ぎた銘柄などを買い直す動きとなりました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は値動きの良さに連れて買われる銘柄もあって大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物は朝からまとまった売り買いは少なく、目先筋の小口売買が中心で方向感に乏しい展開となりました。指数を動かすような場面もほとんどありませんでした。
決算に敏感に反応しているようでいて、同じような決算を発表しても新聞の論調やアナリストの見方などに連れて動いているような面もありそうです。材料出尽くしとばかりに好決算を発表しても売られてしまうような銘柄もあり、四半期決算と言う短期的な指標に短期的な売買をする向きが反応しているだけなのにもかかわらず先のことばかり気にしているような感じです。為替も商品相場も短期的な動きに反応しており、株価も同じですが、目先の「あや」なのか潮目の変化なのか、しっかりと見極めて大きな流れに乗ることが大切だと思います。
雲のサポートを確認して反発となりました。遅行線が日々線を割り込んだこともあり、戻りも鈍いのですが、底堅さは確認できたのではないかと思います。引き続き雲のサポートを確認しながら底堅さは見られるのでしょうが、RSIもストキャスティックスも下値余地があって下落が続いており、遅行線が日々線に絡みながら上値も重く、もみ合いの中で調整となりそうです。
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