ユニクロ、チノパンとカーゴパンツで新定番――販売目標1000万本以上

» 2011年02月17日 17時58分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 ユニクロは2月17日、「新・チノ」「新・カーゴ」シリーズを発表した。ユニクロの新定番ボトムズとして、春夏シーズンで1000万本以上の販売を目指す。

 今回発表されたのは、男性向けの「ヴィンテージ ノータック チノ」(2990円)、「ウオッシュ ノータック チノ」(2990円)、「スタイルアップ カーゴ」(3990円)、女性向けの「ボーイフレンドフィット チノ」(2990円)、「ボーイフレンドフィット カーゴ」(2990円)、「スキニーフィット カーゴ」(3990円)。

 同社では、チノパンツやカーゴパンツについて「定番であるがゆえ、『今』という時代に合っていないと感じる人が多いのも事実。そんなベーシックアイテムをアップデートすることこそ、ユニクロらしい服つくりだと考えました」とコメントする。

ユニクロ

ユニクロの服とは、ファンクションとファッションの間にあるもの

 新・チノ、新・カーゴの商品説明会に登場した柳井正会長兼社長は、「チノパンツやカーゴパンツは元々作業着だった。ユニクロの服とは、ファンクション(機能性)とファッションの間にあるものということを考えると、新・チノや新・カーゴは新しい定番商品として毎年アップデートし、ユニクロを代表するアイテムに育てたい」と語った。

 同社では、Tシャツを年間9200万点、ジーンズを1600万点以上販売しており、「この2つの商品は海外で高く評価されている。海外の人に『日本を代表するTシャツ、ジーンズのメーカーは?』と聞けば、ユニクロと答える人が増えてきている」(柳井氏)という。

 販売目標は春夏シーズンで1000万本以上。「ほとんどの人が1本は所有しているチノパンツ、カーゴパンツだから、その1本にユニクロの商品を加えてほしい。1000万本とはいわず、1億本は売っていきたい」と強気だ。

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