私、スギモトはアイティメディアで企画営業を行う男性(そろそろ)39歳「誠世代」のサラリーマン。仕事は結構デキるほうと自負していますが、英語だけは避けて生きてきました。そう、私は日本大好き。海外になんか行ったことはありません。日本人なんだもの、日本にいれば生きていけるじゃないですか……。
しかし最近、最愛の嫁が「パスポートの期限が切れるので海外旅行に行こう」と言いだしました。海外なんて行きたくない。というか、英語が話せない。「英語に抵抗があるんだよね〜」とうっかり会社で話していたら、この企画の“人柱”になることが決定。「ロゼッタストーン」なる英会話学習ソフトを使い、英語を勉強することになってしまいました。
「ほかの英語学習法とは違う」「効果が実感できなかったら、30日以内なら返品OK」と、えらく自信満々なこのソフト。本当に英語が話せるようになるのか? 外国人恐怖症は克服されるのか? 本連載では、39歳ラストサムライ・スギモトの挑戦を長期レポートします。
みなさま、かなり寒くなってきましたが、お体は大丈夫でしょうか? 私の周りからは「インフルエンザが流行している」という話も聞こえてくるのですが、風邪の気配すらまったくないスギモトです。これだけ元気だと、「何とかは風邪をひかない」ということわざ(?)が逆に気になってしまうほどです。
前回、優雅に洋画を鑑賞した私の勇姿はご覧になっただろうか? 字幕なしでもイケると自信を付けた私、最近ではケーブルテレビで海外の番組を見ることも多くなってきた。最近のお気に入りは『Iron Chef America』、1990年代にフジテレビが放送した『料理の鉄人』の米国版ともいえるような内容なので、馴染みもあって見やすいのだ。
さて、1年ほど前のことになるが、私が「外国人が集まるという気さくなバー」に乗り込んで撃沈した話を覚えている人はいるだろうか? その時は英会話を実践できなかった私だが、字幕なしの洋画をクリアしてしまった今なら何とかなるはず。そこで、「ちょっといいところを見せてやろう」ということで、嫁と嫁の友達で英語が得意なSちゃんを誘って、再度乗り込むことにした。
店の前に行くと、陽気な外国人がチラシを配りながら「Please〜」と話しかけてきた。以前なら全速力で逃げていた私だが、「May I come in?」とダンディに話しかけると、「OK!」と笑顔で応えてくれた。
「いや〜、するっと言葉が出てくるようになってきたなあ!」と余韻にひたっていたら、隣のSちゃんが会話に割り込んできて外国人と値段交渉していた……。や、やるな!
まだ早い時間だったせいか、店内にお客さんはおらず私たちだけ。3人なら普通はテーブル席を選ぶものだが、今回は店員さんに話しかけるため、あえてカウンターに座ることにした。
「Excuse me.A beer please」
「OK!」
いやいや、すんなり注文できるじゃないか。
「英語で注文したビールは格別の味だな!」とよく分からない感情にひたっていたら、外国人の店員さんが話しかけてきた。
「Hi! Nice to meet you! My name is Sam. What's your name?」
「Hi! My name is makoto-samurai. Nice to meet you!」
笑顔がまぶしいサムさん。気さくな雰囲気のナイスガイである。
「Sam, how long do you live in Japan?」
「I lived in Japan for five years」
「Oh! It's a long time. Do you like Japanese food?」
「Yes! I like it. But I don't like neba-neba」
「Unn? What's neba-neba?」
「For example, nattou, okura and tororo」
ロゼッタストーンでPC越しに外国人の先生や生徒と英語で話せていたし、洋画鑑賞で聞き取りもできていたので自信はあったものの……ここまで普通にコミュニケーションがとれると、自分の成長度合いに少しビックリである。
今まで問題だったのはリスニング。会話を楽しもうとしても相手の言っていることが聞き取れなかったので、話しかけられた後が続かなかった。それが解消され、もちろん時には分からない単語も出てくるのだが、その際には先ほどの「neba-neba」のように意味を聞けばいい。
会話はさらに続く。
「Do you live near?」
「Yes! I live in ○○」
「Oh! I live in ××(某下町)」
「Oh! You are cool!」
あの下町に住んでいるとはシブイ人だな……。近くに両国国技館や浅草などもある場所なので、日本の伝統文化に関心がある人なのかもしれない。言葉を交わすごとに、陽気なサムさんのことがどんどん分かってくる。これは楽しい!
「Do you want to eat something?」
「Oh! I'm hungry. What's foods of favorite?」
「Well... I recommend the chicken stew. It's taste a good!」
「OK! I order it」
「OK! The chicken stew is together with a bread or rice. Which do you choose it?」
「Well... together with a bread, prease」
「Wait! I order a pizza together」
「OK! Please wait a minute」
しばらくして出てくるチキンシチュー。ふむ……おすすめだけあって、なかなかうまいのう。
「Sam, It tastes so good!」
「Thank you!」
また、この店では洋楽をリクエストすると店内で流してくれるのだが、曲が変わるごとにサムさんは「Do you know this music?」とノリノリで話しかけてくる。音楽のようにお互い興味がある話題だと、会話も楽しい。
「いい場所だな〜」と思っていたのだが、気が付くと店内はほかのお客さんで満席に。明日も仕事があるので、会計を済ませて出ることにした。
この連載を初めから読んでいる方はご存じだと思うが……以前の私は外国人が見えただけで逃亡し、「自分から話しかけるなんてとんでもない」と思っていた状態だった。
しかし今、1年前に周りが英語で話してくれないというハプニングで英語を実践できなかった外国人バーへのリベンジを果たし、かつ普通に会話を楽しめてしまった私。
ロゼッタストーンを始める前の自分を思い返すと、考えられないことである。やはりオンラインレッスンで「英会話に」というか「外国人との会話に」慣れていたことが大きかったのだろう。
しかし、実はまだまだ上には上がいた! 冒頭、英語で値段交渉していたSちゃんは店内でも大活躍。私以上にサムさんと会話を楽しみ、「あなた慣れているねえ〜。外国人が集まるバーとかよく行くの?」と言われていたほど。
私の次の目標は電話での英会話。グローバル化する現代、海外企業に直接営業できたらカッコいいではないか。しかし電話だと、表情やジェスチャーなどから話の内容を補完できないので、レベルはかなり上がることになる。
1つの山の頂に着いたと思ったら、さらなる山の頂が見えてきてしまった私の挑戦はまだまだ続く。
ロゼッタストーンは、レベル別でご購入いただくことができます。
効果が実感できなかった場合、ご購入後30日以内なら開封していても返品が可能です(ロゼッタストーン・ジャパンからの直接販売によるCD版に限ります)。
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提供:ロゼッタストーン・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:Business Media 誠 編集部/掲載内容有効期限:2012年6月30日