18〜39歳女性の整形経験率は11.3%、どんなことをしている?

» 2011年04月01日 14時00分 公開
[Business Media 誠]

 美しくなりたいという希望をかなえてくれる可能性がある一方、自然な外見ではないと非難する人もいる美容整形。美容整形を行ったことがある女性はどのくらいいるのだろうか。

 クロス・マーケティングの調査によると、18〜39歳女性の美容整形(プチ整形含む)経験率は11.3%だった。今後の利用意向(「とてもやってみたい」+「やややってみたい」)を聞くと、「肌系美容整形」が33.1%、「造形系美容整形」が15.9%と、興味を持っている人はある程度いるようだ。

 経験したことがある美容整形では、「レーザー(しみ、ほくろなど)」が最も多く35.0%。以下、「ピーリング※」が31.3%、「フォトフェイシャル※※」が25.6%、「二重まぶた・埋没法」が20.5%、「プラセンタ注射」が11.5%で続いた。年代別に見ると、18〜29歳では「二重まぶた・埋没法」(26.2%)の割合が高く、30〜39歳では「レーザー」(40.8%)の割合が高かった。

※ピーリング……表皮をいったん剥がして再生させることで、皮膚のトラブルを解消させる。
※※フォトフェイシャル……光を顔全体に当て、肌を再生させる。
(経験者の)経験したことがある美容整形(クリックで全体を表示、出典:クロス・マーケティング)

4人に3人は整形を1人で決断

 美容整形実施までに誰かに相談した、という人は26%と4人に1人。肌系プチ整形経験者では20.4%だったが、造形系プチ整形経験者では37.7%と高かった。

 美容整形するまでの検討期間は1週間以内が30.5%、1カ月以内が68.4%と、比較的短期間で決断している人が多いようだ。整形経験別の検討期間を見ると、メスを使う整形(1カ月以内が48.9%)より、プチ整形(1カ月以内が造形系は57.8%、肌系は74.3%)の方が検討期間は短くなる傾向にあった。

 クロス・マーケティングによると、「造形プチ整形経験者グループでは、中学・高校生くらいからコンプレックスを持ち始め、その改善策として整形を意識し始めている人がいた一方、肌系プチ整形経験者グループでは肌の悩み対策を行う中で、クチコミや紹介などでプチ整形と出会い、検討期間を置かず実施に至るケースがみられた。肌系、造形系どちらも、整形実施のキッカケとしては、クチコミや周囲の事例が作用している」とコメントしている。

 定量調査はインターネットによるもので、対象は18〜39歳の女性1万2997人。調査期間は2010年8月6日から10日。定性調査はグループインタビューによるもので、対象は首都圏の18〜39歳の女性24人。調査期間は8月25日、27日、28日。

(経験者の)実施までの検討期間(出典:クロス・マーケティング)

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