− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 9460.63円 | ▼146.45円 |
売買高 | 18億2739万株 | − |
売買代金 | 1兆2415億4200万円 | − |
値上がり銘柄 | 363銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1202銘柄 | − |
騰落レシオ | 84.39% | △2.23% |
世界的な景気鈍化懸念や信用収縮の流れが見られ、買い手控え気分の強い中で大幅下落
週末の米国市場が軟調となったことや金融不安が強まってユーロが軟調となったことなどから売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたことや週末のヘッジ売りの買い戻しも見られ底堅い始まりとなりましたが、寄り付きの売り買いが一巡した後は戻りの鈍さを嫌気しては売り直されるというような展開になりました。中国など新興国なども含めて世界的な景気鈍化に対する懸念も出ていることから地合いの悪さが見られると「中国関連銘柄」などを売り急ぐ動きもあり、総じて軟調な展開となりました。太陽光発電関連などの材料含みの銘柄が個別に物色される場面もあったのですが、値動きの良さだけを見て個別に、幕間つなぎ的に買われているだけで、指数の下支えにはなりませんでした。
後場に入ってからもさらに値動きの悪さを嫌気するように売り急ぐ場面もありました。前場に節目と見られる9500円を割り込んでからも売り急ぐ動きはなかったのですが、後場に入ると逆に9500円の節目を回復しないことが嫌気されるように売られる場面もありました。ユーロ安がさらに進む場面が見られ信用収縮懸念も強まりましたが、目先筋の買い戻しも入り大幅下落ながらもさらに大きく下落することもなかったのですが、買い戻しを急ぐでもなく、戻りも限定的となり、終始冴えない展開のなか大幅安となりました。
小型銘柄も幕間つなぎ的に買われるものが見られる一方で値動きの悪い銘柄は見切り売りに押され軟調となるものが多くなりました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安、日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは散発的に見られましたが、断続的に売り買いどちらかに偏ったようなものは見られず、指数を方向付けるようなこともありませんでした。
節目と見られる9500円〜600円水準を割り込みました。今月初めの連休中に10000円台に乗せた時のように「何かの弾み」で節目を割り込んだという「誤差」の範囲かどうかと言うことを確認する必要がありそうです。一気に9300円台となれば今度は9500円に戻ると売りたくなって来るのでしょうが、特に売り材料がない中での9400円台半ばではまだ誤差の範囲ではないかと思います。節目を割り込むだけの材料があったわけでもないなかで、持高調整の売りに押されたものであれば、持高調整の売りが一巡となればすぐに元の節目まで回復することになるのでしょう。
ストキャスティックスは底値圏からの反発となりRSIは相変わらず方向感が見られないなかで大幅下落となり、日々線が雲を割り込みました。遅行線が日々線に押された格好でもあり、下値を探る展開となるかもしれません。雲は薄くなっており雲に絡みながら底堅さが見られるのか、雲に押さえられながら下値を試すのか明日の動きで方向が決まりそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング