セクハラまたはパワハラを受けたことがある人はどのくらいいるのだろうか。働いた経験がある人に聞いたところ「セクハラを受けたことがある」が10.2%、「パワハラを受けたことがある」が21.6%であることが、日本労働組合総連合会(連合)の調査で分かった。
男女別でみると、女性で「セクハラを受けたことがある」は16.8%、「パワハラを受けたことがある」が18.8%。一方の男性では「セクハラを受けたことがある」が3.6%に対し、「パワハラを受けたことがある」は24.4%と約4人に1人がパワハラを受けたと回答した。
セクハラを受けたことがある人に、そのときどうしたかを聞いたところ「誰にも相談しなかった」(30.4%)と答えた人がトップ。次いで「同僚に相談した」(28.4%)、「友人に相談した」(26.5%)と続いた。またパワハラを受けた人も「誰にも相談しなかった」(36.6%)がトップ。以下「同僚に相談した」(25.9%)、「その職場を退職した」(22.7%)という結果に。
働き続けるためには、どのような支援や環境が必要なのだろうか。全員に聞いたところ「必要とされている、期待されているなど、仕事にやりがいが感じられる」(64.4%)と答えた人がトップ。次いで「休暇を取りやすい」(36.7%)、「自分の能力や技術を高められる」(34.6%)と続いた。
仕事を辞めた経験がある人に、そのきっかけを聞いたところ「職場の人間関係」(27.3%)を挙げる人が最も多かった。女性では「結婚」(32.3%)が最も多く、「自身または配偶者の妊娠」(14.4%)、「自身または配偶者の出産」(10.5%)を上回った。
インターネットによる調査で、働いた経験がある1000人が回答した。調査期間は4月28日から5月9日まで。
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