2011年3月、大学入試でカンニングをした予備校生が警察に逮捕された。この問題はワイドショーでも大きく取り上げられたが、逮捕について違和感を覚えている人はどのくらいいるのだろうか。
全国の男女に聞いたところ「疑問や違和感を覚える(ある程度を含む)」と答えたのは69.8%、「疑問や違和感を覚えない(あまりを含む)」は30.2%であることが、ネットエイジアの調査で分かった。男女年代別にみると、20代女性で「違和感を覚える」とした人は75.0%に対し、20代男性は58.0%。「同年代であっても性別によって、事件のとらえ方に大きな差があるようだ」(ネットエイジア)
大学入試において、大切なことは何だと思いますかと聞いたところ「試験の公平性」(80.5%)を挙げる人がトップ。次いで「カンニングなど不正行為を防止する監視体制」(65.5%)、「インターネット、携帯電話やスマートフォンを活用したハイテクな不正行為を防止する環境」(56.8%)、「受験生の本来の能力や真の思考能力を測定できる問題の作成」(34.3%)と続いた。
あなたは今の大学教育・大学生活にどのような魅力を感じますか? この質問に対し「好きな学問を学ぶことができる」(55.2%)と答えた人が最も多かった。以下「友人ができる」(40.1%)、「世の中や社会に貢献するための能力を身に付けることができる」(36.8%)、「世の中や社会に貢献できる人物への成長につながる」(35.0%)という結果に。
「就職活動が有利である」と答えた人を年代別にみると、10代では31.5%だったが、30代では20.5%。また「就職試験にエントリーできる資格が入手できる」と答えたのは10代が24.5%、20代が28.0%だったのに対し、30代は18.5%、40代は18.0%にとどまった。
インターネットによる調査で、15〜59歳の男女1000人が回答した。調査期間は5月6日から9日まで。
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