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日経平均 | 9459.66円 | △105.34円 |
売買高 | 16億0194万株 | − |
売買代金 | 1兆0717億4500万円 | − |
値上がり銘柄 | 1308銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 241銘柄 | − |
騰落レシオ | 95.72% | △6.64% |
買い先行で最後は大幅高となるも、盛り上がりに欠ける展開
米国株が堅調となったことや為替も落ち着いていたことから買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も金額は買い越しながらも株数は売り越しというように相変らず方向感に乏しく、決定的な売り買いの材料に乏しい中で寄り付きの買いが一巡となった後は売り買いともに積極的な動きとはならず、指数にも方向感はみられませんでした。好調な業績見通しなどの好材料に素直に反応するものも多かったのですが、他の銘柄などへの波及はなく、物色の広がりなどはみられませんでした。それでも、逆に上値の重さを嫌気して売り急ぐ動きもなく値持ちの良い展開が続きました。
後場に入るといったん下値を試すように上げ幅縮小となる場面もありました。特に材料が出たというよりは目先筋の利益確定売りや見切り売りが嵩んで指数の上げ幅縮小となったものと思われます。昼の時間帯にも好調な決算見通しを示すハイテク銘柄などもあって、基調は強含みであり、積極的に買い上がる動きはないのですが、売り急ぐこともなく堅調な地合いが続きました。米国のQE2(量的緩和)終了後の金融政策を決定するFOMC(公開市場委員会)を控えていることもあり、世界的な景気鈍化懸念が根強いなかでは最後まで買い上がる動きにはならないということでしたが、目先筋の買い戻しを急ぐ動きもあり、大幅高となりました。
小型銘柄は相変らずまちまち、インターネット関連銘柄などに高いものがみられましたが、代替エネルギー関連銘柄などに安いものみられるなど方向感の見えない相場でしたが売り急ぐこともなく堅調となるものが多くみられました。東証マザーズ指数とジャスダックTOP20は大幅高、日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物もまとまった売り買いはほとんどみられず、午後に若干指数を動かすような場面もみられましたが、売り買いともに大きく追随することもなく、方向感には乏しい展開でした。最後は底堅さを確認して買い戻しを急ぐ動きもあり、大幅高となりました。
米国のQE2終了を織り込むように底堅さはみられる相場となっています。企業業績見通しも大震災の影響から早めに回復がみられるというものも多く、基調は決して悪くはないようです。ただ、米国の金融政策が読み切れないことや日本の政局の混乱も嫌気され、欧州の金融不安、新興国の景気拡大一服など懸念材料も多く、最後まで買い切るにはこれらの懸念材料が一つ二つと解決する必要があると言うことなのでしょう。とりあえずは米FOMC(公開市場員会)とその後のFRB(連邦準備理事会)の金融政策を見極め、米国市場の反応をみたいということなのだと思います。
依然として雲や基準線に上値を押さえられて小動きとなっています。ストキャスティックスは底値圏にあり上昇となるところですが、RSIはまだ下値余地もあって方向感に乏しく、まだ日々線は雲に押されるように調整が続くと思います。遅行線が日々線に絡むところから動きは出てきそうです。
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