味付けは、カップヌードルの味付けを忠実に再現するために、スープの味のみならず、めんの味を取り入れ、ロースト醤油とペッパーのアクセントで特徴付けた。開発者は、誰もが「なるほどカップヌードルの味だ」と納得し、そのうえでごはんとして美味しいことを最終的な味の目標に据えたという。
試作段階では、米と小麦粉を主原料とするめんの、原料の違いに悩んだらしい。カップヌードルのめんは高温の油で揚げられている。それにより醤油を焦がしたようなロースト風味や香ばしさそのものがめんに伝わる。結局、試作した味の種類は59種類にも及んだ。
パッケージもカップヌードルに似せてある。これは、経営陣の前で新商品をプレゼンテーションする「新製品委員会」で、「ここまでやるなら、もっと積極的に現行のカップヌードルにデザインを似せるべきだ」と指摘されたためだ。
限定販売だった2010年8月には、あまりの人気に一時販売休止になったカップヌードルごはん。今回も売れ行きに注目したい。
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