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※この記事は、エキサイトイズムより転載しています。
究極のロードカー「マクラーレンF1」の設計者として知られるゴードン・マーレイ。その彼が今、効率を徹底的に追求した究極のコンパクトカーの開発に取り組んでいる。先日発表された「T.27 City Car」は、その活動から発展した世界最高効率をうたう超コンパクトEVだ。
ゴードン・マーレイは2005年、自身が率いるデザインスタジオ「ゴードン・マーレイ・デザイン」を設立。最先端のテクノロジーを取り入れたプロトタイプカーや、先進的モビリティの研究開発を続けている。2007年からはマイクロコンパクトカー(マーレイ自身は「1993年よりアイデアを持っていた」という)の開発をスタート。2010年に2.5×1.3×1.6メートル(全長×全幅×全高)いうごく小さなボディに小排気量のガソリンエンジンを載せた「T.25 City Car」を発表するに至っている。
ゴードン・マーレイ氏は1970年〜1990年代にかけ「ブラバム」「マクラーレン」といった名門F1チームのF1マシン設計を担当。画期的なアイデアを取り入れながら数々の名マシンを送り出した。彼の設計したマシンのステアリングを握るドライバーからF1王者が生まれ、また在籍チームにも数度の製造者タイトルをもたらしている。
多くの栄光を手にした彼はその後、マクラーレンの市販車開発プロジェクトに移籍。究極のロードカー「マクラーレンF1」を設計した。2005年「ゴードン・マーレイ・デザイン」設立。現在T.27 City Carに引き続き、低価格な燃料電池自動車の開発にも着手している。
初代スマートよりも小さなT.25 City Carだが、室内には大人3名の乗車が可能だ。それを可能とした1つのアイデアが、センタードライバーズシートというレイアウトだ。
左右ホイールの中央に運転席を配置し、その後方左右にもう2名分の乗車スペースを確保するT.25 City Carの手法は、まさにかつてマレーが設計したマクラーレンF1そのもの。おかげでこれほどコンパクトなボディにも関わらず、同乗者のレッグスペースは2クラス以上サイズの大きいBセグメントクラスのコンパクトカーのそれよりも余裕のあるものとなっているという。「T.27 City Car」は、このT.25をベースとするEVだ。
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