私の場合は分譲マンションを購入したのですが、こうまとめると、自分がなぜそうしようと思ったのか分かります。
ちきりんは「自由度」が欲しかったのです。好きに改装して住める自由度、(ローンさえ終われば)いつでも仕事が辞められるという自由度、好きな家具などを心おきなく揃えられる自由。そして、その自由度への希求度合いと、不動産を保有することのリスクを比較して買うことにしましたた。
つまり、ちきりんがマンションを買う時に比較検討したのは、「得られる自由度」と「保有することのリスク」であって、「一生の間にかかる費用」を賃貸と購買で比較して、購買のほうが得だと思ったからではありません。
多くの人は、大事なことについてコストで決めたりしていません。「家賃を払い続けるのがバカらしいから家を買う」という考えは、「光熱費が節約できるから結婚する」というのと同じです。そんな大事なことを「費用の比較」なんかで決めてはいけないのです。
そんじゃーね。
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。著書に『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』がある。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
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