コラム
» 2011年07月15日 12時26分 公開

なでしこジャパンは世界の常識を変えることができるのか松田雅央の時事日想(3/3 ページ)

[松田雅央,Business Media 誠]
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日本が世界の常識を変える!?

 対スウェーデン戦を終えキッカー誌は日本を次のように評価した。

 JAPAN すべての面で圧倒

 「日本は、女子サッカーがどれほど素晴らしいものになるかを世界に示してくれた。ハイレベルのテクニック、正確なパス回し、プレーのバリエーション、静かな自信。日本は試合を見ているすべての人とスウェーデンチームに、その強さを納得させた」

 対ドイツ戦後の評価とはずいぶんな違いだ。同じキッカー誌のその時の見出しは、

 JAPAN ドイツに初勝利――小さな女の子がビッグに変身

 自国を負かした相手を称して小さな女の子とは、深読みすれば馬鹿にした書き方だが、まあ、ここはおおらかに読み流すとしよう。とにかく、日本がサッカーの本場ドイツメディアの見方をここまで変えたことが痛快だ。

 また、スウェーデン戦をテレビ中継したZDFのアナウンサーは日本チームについて「ここ数年、素晴らしい進歩を遂げた。震災がありナショナルトレーニングセンター(Jヴィレッジ)は使えなくなったが、強い守備、スペースを与えないプレーが持ち味」と分析。さらにチーム印象を「sympathische Manschaft」と表現。これはかなりの賞賛で「魅力があり、好印象の持てるチーム」ということ。

 日本時間18日早朝3時45分、日本は優勝を賭けてFIFA世界ランク1位の米国と対戦する。これまで日本が米国に勝ったことはないが、小が大を凌駕(りょうが)してこの壁を突き崩せば、高さ・強さ・大きさを信条とする欧米女子サッカーの価値観さえ変えるかもしれない。

 信じるところに勝利は生まれる。一気に世界のトップへ駆け上がってほしい。

W杯の様子を伝える新聞(Suddeutsche Zeitung)とサッカー週刊誌キッカー(Kicker)
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