インタビュー
» 2011年08月10日 15時00分 UPDATE

G-SHOCKとBMX、商店街の活性化に情熱を燃やす時計専門店のイケメン社長 (2/3)

[吉村哲樹,Business Media 誠]

畑仕事用に50万円のG-SHOCKを選ぶぜいたく

 表町商店街にもシャッター通り化の危機はあった。それを憂いた古市さんの父親(先代社長)が、身銭を切って閉まった店舗の権利を取得。店舗ごとにテーマを持たせた時計店を次々と開店させ、トミヤは2店舗から7店舗へと拡大した。表町商店街の復興は、親子二代にわたる一大事業なのだ。

 その店舗の1つ「CHRONO FACTORY 1038」に、国内で数カ所しか展開していないG-SHOCKのコンセプトブース「EDGE」が入っている。

「CHRONO FACTORY 1038は、腕時計の入門者向けというコンセプトで2008年にオープンしたショップです。店舗をオープンするときに、『どんなブランドを扱おうか』と考えたのですが、誰でも知っていて、腕時計を身に着けるという習慣を若いお客さんに根付かせやすいブランドとなると、やはりG-SHOCKしかないだろうと」

G-SHOCKG-SHOCK EDGEのディスプレイ。店員による手書きポップなどでも世界観が共有できる

 古市さんが初めて腕時計に興味を持ったのは高校1年生のとき。それは、G-SHOCKのイルカ・クジラモデルだった。しかし、当時のトミヤではG-SHOCKを扱っておらず、近所の時計店に買いに行ったことを今でも覚えているという。

 事実、「EDGE」のショーウィンドウに展示されたG-SHOCKにつられて、ふらりと店内に立ち寄る若いお客さんが多い。「初めての1本」としてG-SHOCKを買い求める若い人が多いのだろうか?

「若い人も多いのは確かですが、G-SHOCKのコレクターもいらっしゃいます。ほかにも、普段はパテック・フィリップを着けているお客さんが、50万円のG-SHOCKを購入されたり。G-SHOCKは傷がまったく付かないし、畑仕事で使って汚れても簡単に洗えるということで重宝しているのだとか」

 何ともぜいたくな使い方だが、よくよく考えてみると、これぞG-SHOCKの堅牢さを存分に生かした使用方法だといえなくもない。

自分だけの「オンリーワン」を探す楽しさ

G-SHOCK

 古市さんも、こうした多様なスタイルにマッチするのがG-SHOCKの魅力だと語る。

「G-SHOCKは非常に多くのモデルがありますから、その中から必ず自分だけの1本に出会えるはずです。当店としても高価なモデルや限定モデルばかり推すのではなく、お客さまに合ったオンリーワンの1本をお勧めしたいと考えています」

 しかし、いざ時計を買うとなっても、時計専門店に入るのは少し気が引けてしまう人も少なくないだろう。その結果、量販店やネット通販で済ませてしまう。しかし、それは本当にもったいない話だと古市氏はいう。

「腕時計は、雑誌の紙面で見たときの印象と、ショップのウィンドウで実物を見たときの印象が、まるで違います。さらに、実際に自分の腕に着けてみたときの印象は、もっと違ってきます。もし気になる時計があれば、ぜひとも店頭で試着してください」

 遠慮は無用、時計専門店のスタッフも同じ人間、同じ腕時計ファンなのだから、積極的にコミュニケーションを取るといいことがあるかもしれないという。

「ひょっとしたら店頭には置いていない“お宝モデル”が出てくるかもしれません」

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