− | − | − |
---|---|---|
日経平均 | 8950.74円 | ▼110.06円 |
売買高 | 17億1452万株 | − |
売買代金 | 1兆1301億1200万円 | − |
値上がり銘柄 | 441銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1049銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.71% | △1.59% |
米国株安を受けて売り先行、円高を嫌気する動きや週末の手仕舞い売りに押されて大幅安
米国株が大幅安となったことや週末の手仕舞い売りが嵩んで売り先行となりました。為替も円高気味、特に対ユーロで円高となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が相変らず売り越しと伝えられたことなどが嫌気されて売られました。ただ、寄り付きの売りが一巡となると出遅れ感が強い銘柄や円高の影響の少ない銘柄等に買いが入り底堅い展開となり、戻り歩調となる場面もありました。それでも積極的な売り買いの材料にも乏しく、日経平均の9000円を挟んだ水準で指数は小動き、方向感のない展開が続きました。
後場は手仕舞い売りが嵩んで一段安となる場面もありました。ただ、目先的な売りはみられるもののむきになって売り叩くような動きや売り急ぐ動きもなく、日経平均が9000円を大きく割り込むところでは下げ渋りとなりました。米国では3連休を控えた雇用統計の発表を控えた週末、となることから、雇用統計の発表に反応した米国市場を見てからでないと動けないということなのでしょう。
小型銘柄も週末の手仕舞い売りに押されて軟調なものが多くみられましたが主力銘柄ほどの下落となるものも少なく、冴えないながらも底堅さがみられました。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は軟調となりましたが、二部株指数は堅調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんどみられず、指数の方向感を示すような場面はなく、目先筋の売り買いに右往左往するという状況でした。週末ということでヘッジ売りもみられましたが買い戻しも入って指数は下げ渋りとなりました。
新内閣の顔ぶれが決まりましたが目玉になる人事もなく、この内閣で何がやりたいのかわからない感じです。株式市場でもともと政治の影響はほとんどみられませんが、これほど反応がないというのも最初から何も期待していないからと言えるでしょう。2年前に民主党が政権をとった時には一瞬高くなりましたが、ご祝儀というよりは「変化」に対する期待であり、今後も政治に「変化」を求めることになるのだと思います。週末の米雇用統計は思ったほど悪くないということになりそうですが、悪ければ悪いで金融緩和=QE3(量的緩和)期待から買われ、良ければ良いで景気鈍化懸念が薄れるということで買われることになるのだと思います。
戻りを試す動きも一服となりました。RSIは上値余地がありながら下落に転じ、ストキャスティックスは高値圏にあり、いったん転換線のサポートを試すような動きも見られるのかもしれませんが、基調は戻りを試すように強含みと思われます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング