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日経平均 | 8835.52円 | ▼152.87円 |
売買高 | 14億6678万株 | − |
売買代金 | 1兆0561億4900万円 | − |
値上がり銘柄 | 429銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1095銘柄 | − |
騰落レシオ | 103.38% | △2.57% |
米国株安を受けて売りが先行、底堅さも見られたのだが、売り直されて大幅安
米国株が大幅安となったことや為替も円売り介入一巡後に円高となったことから売り先行となりました。ただ、日本市場は昨日の相場で売られていたことや円売り介入期待もあって売り切れず底堅さもみられました。円安に振れる場面では先物にまとまった買いが入って戻りを試す場面もみられましたが、円売り介入でないとわかると再度売り直されて軟調な推移となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も売り越しと伝えられたこともあって戻りも鈍く方向感に乏しい展開となりました。
後場に入ると円売り介入がみられないことで見切売りや手仕舞い売りがみられ一段安となる場面もありました。ただ、寄り付きの水準まで下落となると買戻しも入って底堅さもみられました。為替も大きな動きはなく、決定的な材料にも乏しく、大幅安水準で小動きとなりました。決算動向に敏感に反応するものもみられましたが比較的悲観的な反応が多くみられました。好決算ながらも予想を下回ったといって売られ、一過性の業績悪化でも手仕舞い売りが嵩むものもみられました。不安定な相場だけに悪材料に敏感に、ちょっとでも悪いことには敏感に反応してしまうということなのでしょう。
小型銘柄も見切売りに押されて軟調となるものが多くみられました。好調な決算でも伸びが鈍いといって売られ、高値を抜けたからといって手仕舞い売りに押されるという状況でした。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは少なく、方向感に乏しい展開となりました。目先筋の売り買いが中心となっていたものと思われ、指数を方向付けるような動きはありませんでした。
円売り介入が続かないということもあって米国株安に反応したような感じです。決算発表が続々と行なわれているなかで予想されたこととはいえ、素直に反応するものは少ないようです。円売り介入が継続してさらに円安にもっていくというようなことであれば、もっと素直に好決算に反応することもできたのだと思います。円高の影響が大きいと思われますが、逆に言えば為替次第の相場になるということなのかもしれません。円売り介入がまだ続くのかどうか、米国経済指標の動向や米国の経済政策なども注目されそうです。
本日も上ヒゲ線となり上値の重さを示しているようです。中途半端な水準という気もしますが、RSIもストキャスティックスも高値圏にあり、いったん基準線や雲の下限のサポートを確認するような展開なのでしょう。
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