第2回 サービス開始から2カ月、「mixiページ」は今どうなっているのか短期集中連載・mixiはどこへ行く?(4/5 ページ)

» 2011年11月11日 14時20分 公開
[吉岡綾乃Business Media 誠]

「やさしくて難しい」mixiページ

 企業がmixiページを運営するとき、なぜFacebookページ以上のフォロワー数を獲得できないのか? おそらくその理由は、mixiページが「作るのはやさしいが、運用が難しい」からではないだろうか。

 筆者はBusiness Media 誠のFacebookページと、Business Media 誠のmixiページの両方の管理人である。mixiページを初めて作ったとき、とても手軽にページが作れることに確かに感心した。PC、ケータイ(モバイル)、スマートフォンのいずれから見ても見栄えよく作れるのも期待通りだった。

 mixiページにはTwitter連携機能があるので、RSSで取得した新着情報をTwitterに流し、同じ内容をFacebookページとmixiページに流すことで毎日自動で更新できるようになった。ここまでは非常に簡単だった。

 次はフォロワーを50人集めて、短縮URLを取る作業だ。このあたりで難易度がグッと上がる。幸いなことに筆者の場合は、mixiやFacebookで友人に何回かお願いしただけでフォロワー数が50人を越え、短縮URLを取ることができたが、mixi内に友人が少ないと50人以上のフォロワーを集めるのはなかなか難しいだろう。どうやら、mixiページを持っている人同士で相互フォローをし、50人以上にしているケースが多いようだ(そのためのmixiページやコミュニティもできている)。

 しかし短縮URLの取得後、「どうやってフォロワー数を増やすか」で困った。自分のマイミクの範囲内でフォロワーを増やすことはできても、そこから先が難しいのだ。筆者の経験では、Business Media 誠の新着記事情報を流すだけで、Facebookページはそれなりにフォロワー数がじわじわと増えていったが、mixiページはそれだけだとなかなか増えない。どうも、Facebookページに比べると「いいね」を押したりコメントを書いたりすることに対するハードルが高いようなのだ。しかし何らかのアクションが起きなくては、ほかのmixiユーザーにmixiページの存在が伝わらない。つまり、フォロワー数を増やせない。

 もうひとつ、テンプレート通りに作るのは簡単に見栄え良くできる半面、テンプレートを外れて、ちょっと構成を変えたり凝ったことをしようとすると途端に難しくなるのにも困ってしまった。

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