コラム
» 2012年01月06日 08時00分 公開

30代の会社員が、身につけるべき“選択力”吉田典史の時事日想(3/4 ページ)

[吉田典史,Business Media 誠]

 会社という組織の中においての自分の力を把握したほうがいい。つまり、権限やそれに伴う権力を持っている上司の意向や期待に沿わないとどうなるか。あるいは権限がない人とある人がぶつかると、どうなっていくかなども想像したい。

 すると、上司と対決するのではなく、支え合う(悪く言うと、「利用し合う」)という心理に多少はなるだろう。このスタンスがないと、「選択」などできない。上司と闘って見返してやるという人は「選択」の考えがないのだから、摩擦がつきまとう可能性が高い。実は、会社員の頃の私がこのスタンスだった。

 そのうえで、上司が指示をしたことに、いちいち反発しないことだ。女性経営者いわく、「(役員が言う)その話の中から何かを選ぼうとしないこと」を思い起こしたい。

 上司はあなたに指示をするのは、それが正しいと思っているからだ。部下が「それは違う」とか、「〇〇はするが、〇〇は間違いだからしない」と“妙な選択”をすれば、納得がいかない。

 少々、理解ができない指示であっても、それを受け入れることが大切だと私は思う不満は分かるが、その責任は上司が通常は取るのだから、黙々とこなせばいい。まずは上司と信用関係を作らないことには話にならない。部下である以上、不毛な議論は避けたい。

 女性経営者が言う、この言葉を思い起こそう。「役員はメンツが保たれと思い、機嫌を悪くしない。結局、役員4人は彼女が経営者として1本立ちする、その後7〜8年間は支えていた」。上司にこのような意識にさせるように仕向けるのだ。会社員は上司を味方につけると、評価が高くなるような仕事を任せてもらえ、いい方向に進んでいくものだ。

会社員は選択力を身につけたい

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