どこまで昇進したい? 内定者と新入社員で違い

» 2012年01月26日 13時45分 公開
[Business Media 誠]

 2012年4月入社予定の学生は、将来どこまで昇進したいと思っているのだろうか。内定をもらっている学生に聞いたところ「社長以外の役員」(25.2%)と答えた人が最も多く、次いで「事業部長/部長」(23.7%)、「社長」(18.9%)であることが、アクティブ アンド カンパニーの調査で分かった。

 一方、新入社員はどこまで昇進したいと思っているのだろうか。産業能率大学が行った調査によると「社長以外の役員」と答えた人は22.7%、「事業部長/部長」は19.1%、「社長」は17.4%(関連記事)。内定者と比較すると、いずれも減少傾向がうかがえた。ただ「昇進に興味がない」という人をみると、新入社員が32.6%に対し、内定者は13.4%と大きな差があった。

内定先の企業でどこまで昇進したいですか? (出典:アクティブ アンド カンパニー)

 また内定者では「海外で働きたいと思わない」と答えた人が26.0%だったが、新入社員では35.2%。入社後になると「海外では働きたくないなあ」と考えている人が増えていることが分かった。

内定を決めた理由

 最終的に内定を決めた理由は何ですか? 内定者に聞いたところ「社風」(94.1%)を挙げる人が最も多かった。以下「事業内容」(89.7%)、「仕事内容」(86.0%)、「成長性」(84.9%)、「経営理念」(78.2%)という結果に。「就『職』と叫ばれているものの、会社を決めた理由に『社風』『経営理念』と答えた人は多い。内定者の間では、会社の風土や理念に対する期待が高いことがうかがえた」(アクティブ アンド カンパニー)としている。

 また自分がアピールできる能力は何ですか、という質問には「チームで働く力」(93.3%)と答えた人がトップ。このほか「目標達成指向」(89.3%)、「適応力」(88.7%)、「コミュニケーション能力」(84.3%)と続いた。

アピールできる能力(出典:アクティブ アンド カンパニー) 

 インターネットによる調査で、内定をもらっている学生477人が回答した。調査期間は2011年10月3日から10月21日まで。

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