リーマンショック後、学生の「就職難」が続いています。リクルートの調査によると、大学生の約4人に1人が就職できない状況となっています。ところで内定をもらえた学生ともらえなかった学生の間に、どのような違いがあるのでしょうか? 調査結果から分析してみました。
大手町先輩:経営戦略室のエリート社員で、マコの先輩。とにかくいろいろなことに詳しい。なぜか、たまに関西弁でしゃべる。
マコ:大企業の経営戦略室で、大手町先輩のアシスタントとして働く。社会人1年目。時事問題にめっぽー弱く、社会人としてはまだまだ。先輩から何を言われてもへっちゃらな性格。
マコ:大手町先輩ーっ、大学生の就職率が発表されましたね。リクルートの調査によると、この3月に卒業予定の大学生で、内定をもらった学生は65.6%(2011年12月現在)。
去年の就職活動を思い出します……本当に大変でしたから(しみじみ)。
大手町:厚生労働省が行った調査でも同じような結果が出ているよね。大学生の就職率は71.9%(2011年12月現在)。リーマンショック前は80%前後で推移していたので、それと比較すると良い数字とは言えない。けど前年同期比でみると、3.1ポイント増加している。
マコ:企業は採用人数を増やしているのかな? じゃあ、今“就活”をしている学生さんは、内定をもらいやすいかもー。
大手町:いや、残念ながら厳しそうだ。企業に、2013年卒の採用基準を聞いたところ「2012年並み」(74.7%)が7割以上、「厳しくなる」(18.0%)が2割近く。「緩くなる」と答えた企業はわずか0.8%だったんだ(リクルート調べ)。
もちろん今後の景気によって、この数字は変わってくる。就活をしている学生にとって楽観はできないけど、過剰に悲観する必要もないよね。
マコ:なるほど。
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