厚生労働省は3月21日、「第9回21世紀成年者縦断調査」の結果を発表。それによると、28〜42歳の調査対象者のうち、最初に正規雇用された男性では66.7%が「結婚経験あり」だったのに対して、最初が非正規雇用だった男性では40.5%にとどまっていることが分かった。
また、最初に正規雇用された女性でも74.7%が「結婚経験あり」だったのに対して、最初に非正規雇用だった女性では59.4%と大きく差がついていた。
収入と結婚状況にはどのくらい関連があるのか。2004年11月に独身だった20〜34歳男女の6年後の状況を調べると、結婚した男性は28.7%、女性は36.8%。
「結婚した」は結婚前時の、「結婚していない」は2009年時の所得額別に、この6年間の結婚の状況をみたところ、男女ともに「100万円未満」が最も結婚している割合が低く(男性12.1%、女性26.5%)、「400万円以上500万円未満」が最も高くなっていた(男性39.8%、女性42.5%)。全体的に年収が高くなるほど結婚している割合が高くなる傾向にあるが、「500万円以上」になると逆に、「400万円以上500万円未満」より低くなっていた。
調査票配布による調査で、対象は2002年10月末時点で20〜34歳だった男女1万2876人(男性5855人、女性7021人)。調査は2002年から毎月10〜11月に行っており、第9回調査日2010年10月3日。
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