ソニー好きとアップル好きはどう違う?――データから見るペルソナ図鑑消費者理解コトハジメ(4/4 ページ)

» 2012年05月18日 08時00分 公開
[大久保惠司,Business Media 誠]
誠ブログ
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どうなるソニー好きお兄さんの今後

 ブランディングコンサルタントのマーティー・ニューマイヤーは「ブランドの内容は、企業が定義付けすることではなく、消費者が定義することです」と言っています。であれば、今回のゲームが大好きなソニー好きお兄さんは今のソニーを象徴したペルソナかもしれません。

 今までソニーが提供してきた製品、ポータブルオーディオ、デジタルカメラ、ゲーム機などのことを考えてみると、そのほとんどがスマートフォンやタブレットなどのアプリケーションやサービスに、とって変わられてしまう時代がすぐそこに迫っています。

 前述の通り、次のアップルを代表する製品は「iPhone」になるでしょうが、次のソニーを代表する製品は一体何になるのでしょう。消費者は製品やサービスの利用(ブランド体験)を通してそのブランドのファンになっていきます。ソニーは早急に次のブランド体験をデザインする必要性に迫られている、と言えるでしょう。

 さて、最後に私の大好きなスティーブ・ジョブズの言葉を引用して終わりにしたいと思います。瀕死のアップルに復帰したとき、ジョブズはこういいました。

 「アップル社再建の妙薬は、費用を削減することではない。現在の苦境から抜け出す斬新な方法を編み出すことだ」

。(コプロシステム 商品計画研究所 大久保惠司

※この記事は、誠ブログ日本の「ソーシャルメディア女子」を俯瞰してみました。 -データから見るペルソナ図鑑(7)-」より転載しています。

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