スマートフォンの普及に伴い、LINEやSkypeなどの通話アプリや、FacebookやmixiなどのSNSアプリといったコミュニケーションアプリを利用する動きが広がっている。
クロス・マーケティングの調査によると、スマートフォンでアプリを使用している人のうち、人とのコミュニケーションを図るためのアプリを使っている割合は70.0%。年代が下になるほど、使用している割合が高くなっているようだ。
使用しているアプリでは、「通話アプリ」(43.9%)と「SNSアプリ」(40.9%)が上位。以下、「メーラーアプリ」が28.7%、「チャットアプリ」が15.7%、「インスタントメッセージアプリ」が12.1%で続いた。どのアプリも年代が下になるほど使用している割合が高くなっていたが、「メーラーアプリ」は特に男性20〜30代で高くなっていた。
一部のコミュニケーションアプリではスマートフォンに登録されているアドレス帳の情報を自動的に他人に送信・取得し、活用する機能(登録している情報をもとに知人などを紹介するなど)があるが、それを認知している割合は54%と半数ほどにとどまった。
また、スマートフォンに登録されているアドレス帳の情報が自動的に他人に取得・送信され、活用されていることの是非を聞くと、「良くないと思う」が79.0%と、「良いと思う」の21.0%を大きく上回った。こうした流れを受けて、LINEのようにアドレス帳情報を提供しなくても使用できるように規約を改定したアプリもある。
ちなみにコミュニケーションアプリでの個人情報取得によるトラブル経験を尋ねると、「ある」とした人は9.2%と少数派ながら存在しているようだ。
インターネットによる調査で、対象は20〜59歳のスマートフォンでアプリを利用している男女2000人(男性1000人、女性1000人)。調査期間は4月13日から17日。
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